仕事

ミスコンファイナリストが選んだ意外な就職先。芸能関係ではなく「日本の製造現場を元気にする会社」

可愛い衣装でダンスを披露「まるで本当のアイドル」

アイドルコピーダンスとは、日本の女性アイドルの楽曲をカバーし、歌は歌わずにダンスを披露するもので、2012年からは大学対抗の女子大生アイドルコピーダンス日本一決定戦「UNIDOL(ユニドル)」が開催されるなど、ダンスサークルのひとつとして認知されている。 小南さんも、年2回行われるUNIDOLの大会前は週5〜6日ほどコピーダンスの練習に打ち込み、それ以外の時期でも月1のライブに備えて全体練習のほかにも自宅の庭で踊っていたという。 「私はアイドルになるという夢を一度あきらめてしまったのですが、“推し”のアイドルの踊りを真似して披露するのが楽しくて。ライブの時は可愛い衣装を着てダンスをしますし、自分たちのサークルの様子や魅力を伝えるためにSNSで発信してファンづくりをするなど、本当にアイドルのような活動をしていましたね」

「地道に続けてよかった」“赤色”のペンライトに励まされた初舞台

ライブ写真しかし、2020年に入部した当初はコロナ禍でステイホームを余儀なくされ、サークル活動が思うようにできなかったそうだ。それでも翌年3月には、アイドルコピーダンスを始めるきっかけとなった先輩の卒業公演にて初のステージに立つことに。 その舞台に出たことで、「アイドルコピーダンスを続ける大きな原動力になった」と小南さんは振り返る。 「コロナの影響でサークル活動ができない間も、SNSでの情報発信やライブ配信をコツコツ続け、いつかステージに立てるのを目標に頑張っていました。ですが、正直なところ、何度も『やめてしまいたい』と思ったこともあったんです。 それでも、先輩の卒業公演に初めて立たせていただいたときに、ステージ上から私の担当カラーである“赤色”のペンライトが何本か光っていたんですね。この光景を見たときには本当に嬉しくて。今までの地道な活動は無駄じゃなかったと思いましたし、4年間サークル活動を続ける原動力になりました」
次のページ
「応援してもらうことのありがたさ」
1
2
3
4
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

記事一覧へ
おすすめ記事