仕事

ミスコンファイナリストが選んだ意外な就職先。芸能関係ではなく「日本の製造現場を元気にする会社」

サークルのリーダーとして心がけた「憧れられる先輩像」

卒業公演時のライブ写真コロナ禍の煽りを受け、元々加入していたアイドルコピーダンス部は廃部。そこから仲間と1から立ち上げたのが「アイリス龍星群」だった。 SNSでの情報発信や大会への出場、年1回の単独公演など、サークルのリーダーとしてチームを牽引。“みなみん”という活動名でアイドルコピーダンスに取り組んでいた小南さんは、「後輩たちから『みなみん先輩のようになりたい』って、サークルの象徴的な存在になれるように努力をしてきました」と語る。
卒業公演時のライブ写真

卒業公演時のライブ写真

「サークルでは、単独公演をとにかく成功させることに集中していました。衣装や構成、チケットの値段など、全てを自分たちで作り上げる集大成のようなもので、サークル活動の中でもすごく思い出に残っています。 特に4回生の時に行った卒業公演ではかなり集客に力を入れまして、最終的には動員数120名以上を達成できたんですよ。その公演では、同期で入ったメンバーと=LOVE(指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ)の楽曲『流星群』を踊る機会もあったんですが、苦楽を共にしてきた子だからこそ、思わずうるっときたのを覚えています」

龍谷コンテストで学んだ「応援してもらうことのありがたさ」

Ryukoku Contest 2023

「Ryukoku Contest 2023」出場時の宣材写真

さらに小南さんは、卒業公演を迎える前に「Ryukoku Contest 2023」にも出場していた。以前から友人に「ミスコンに出てみたら」と言われていたものの、「自分は出る器ではない」という思いから、なかなか踏ん切りがつかずに出場をためらっていたそうだ。 しかし、大学卒業を前にして「最後の大学生活だったら、やれることをやろう」という気持ちになり、参加を決意したとのこと。
審査員特別賞

「Ryukoku Contest 2023」にて審査員特別賞を受賞した小南さん

「今まで応援してくれた方々への恩返しと、アイリス龍星群をもっと多くの人に知ってもらいたいという想いで、挑戦を決意しました。そこで学んだのは『応援してもらうことのありがたさ』です。龍谷コンテストのWeb投票は1日1回できるんですが、私自身も自分への投票を忘れるぐらい手間のかかるものでした。 そんななかでも、ファンの人から『今日も投票したよ』と言ってもらえたりすると、とても励みになっていました。どうしても普段の活動では、自分の配信や踊りを頑張ることに意識が向きがちですが、こうして応援してくれるファンがいるからこそ成り立つんだ、という大切なことに気づけたんです」 そして、結果としてファイナリストまで残り、審査員特別賞にも輝いたのだ。
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自分の経験を活かして…
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1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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