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知らないと恥をかく、キャバクラの“お酒”にまつわる暗黙のルール5選

その①ボトルが空のまま帰ってはならない

お酒

※写真はイメージです。以下同

 ガルバのケースとは少し異なるのですが、キャバクラやクラブで遊んでいる男性の中にもまれに「キープボトル」のおかわりを渋る方がいます。キープボトルとは、お客様が購入し、お店で保管しているお酒のことです。  まず、キープしていたボトルがほとんど空になっている状態で帰ってしまうのは非常にカッコ悪いことだと心得てください。  ボトルが空きそうになったら「もう1本入れて帰るよ」と、オーダーして帰るのがスマートなオトナの男ってもんです。ただ、おしゃべりに夢中になるなどしていて、ボトルの残量にまで気が回らないなんてことはザラです。  そんなときには、こちらから「もう1本いただいてもよろしいでしょうか?」とお声がけさせていただきます。それはひとえに、皆さんに恥ずかしい思いをして欲しくないからです。というのは半分は建前ですが、半分は本音です。  その際に「ボトルは次回にしておくよ」と、断ってしまうと非常にカッコ悪いです。  ボトルを入れたくない理由はおそらく2つです。1つは「もうお店を利用する気がないから新しいボトルもいらない」というケース。この場合は新しいボトルをキープしないのは当然です。指名嬢ともめて「もうここには来ない!」と言って、ボトルを持ち帰るおじさんもいます。  はたから見ていてカッコいいものではありませんが、「もうここには来ない!」というつもりなら問題ないと思います。  もう1つは単純に懐が寂しいというケース。  後者の場合だと、そもそも遊びに来ている場合じゃないだろ、と心配になります。そんなギリギリの状態で飲み歩いている場合じゃないです。飲み屋さんは無理して遊びに来るところではありません。  ご利用は計画的にお願いします。

その②ハウスボトルを飲むなら1セットまで

「フリー(指名嬢がいない状態)で遊んでいるから」「まだ今はお試し感覚だから」という理由で、ボトルを入れない方もいらっしゃいます。  キープボトルを作らずに、まずはハウスボトル(お店が用意している飲み放題のボトル)を飲む、という楽しみ方はもちろんルール上はOKです。ただ、ハウスボトルを飲むなら1セットで切り上げて帰るのがスマートです。  また、「人気があって引っ張りだこな女の子をボトル代をしぶるようなお客の席につけている場合じゃない」というのがお店側の本音です。ハウスボトルの席に人気嬢がつくことはあまり期待できないと思っておいた方が良いでしょう。

その③イベント時には“抜きもの”が必須

 バレンタインやバースデー、お店の周年など特別なイベントの際には“抜きもの”を注文するのが暗黙のルールです。抜きものとは、シャンパンやワインなど、コルクのついている飲み物のことを指します。もちろん、特別なイベントの際に限らず、シャンパンやワインを注文していただけるのは大変嬉しいものです。  いつでも何度でも嬉しいのがシャンパンやワインですが、イベント時にはこれが必須になります。イベントを開催して、1円でも多く売上を作ろうと必死になっているところに、素飲み(シャンパンなどの追加料金をかけずにセット料金内だけで遊ぶこと)のおじさんが居座ってしまうと、お店としてはガッカリです。  セット料金以外は払いたくない!という方はイベント時の来店は避けましょう。
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キャバ嬢がご馳走してくれる場合もあるが…
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1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X(旧Twitter):@mizuechan1989

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