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「金払ってるからいいだろ」50代セクハラ客に“偶然居合わせた取引先の社長”が放った「会心の一言」

Hさんのセクハラ行為に社長が言い放った“会心の一言”

迷惑客 そしてHさんは、手に持っていた1万円札を女の子の胸の谷間に無理矢理ねじ込むと、そのまま胸を触りはじめたのだ。 「その瞬間、社長がHさんの手をつかみ、『お金を払ってるからって、何でもやっていいわけじゃないですよね?』『ウワサになってますよ。人の嫌がることをする人がいる企業への発注は難しくなります』とキッパリ言ってくれたんです」  Hさんは青ざめ、そのあとは行儀のよい客へと変貌したという。

社長から注意を受けて文香さんも反省…

 胸を撫でおろした文香さんだったが、社長からは「店の女の子たちを守るためには、あなたがしっかりしないといけない」「人は調子に乗る。エスカレートする前に注意するべきだったと思う」と注意を受けたと話す。 「社長の言うとおりだと思いました。経営者なのに、自分や店の売り上げばかり考えて、女の子たちの気持ちに目をつぶってしまったことを反省しまして……。働いてくれている女の子たちを大切にできるかどうかも、経営者として大切なことだと気づかされました」  その後、社長と来店することも多くなったHさんは行儀よく飲むようになり、「紳士的な飲み方のほうが、女の子たちにも好かれる」と上機嫌。円満解決となったようだ。  自分だけでなく誰もが気持ちよく過ごせる方法を模索すれば、新しい発見があるかもしれない。 <TEXT/山内良子>
フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意
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