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配達中の「駐車禁止」罰金は自腹…“免停でクビになった”ヤマト、佐川の委託ドライバー「過酷すぎる実情」

受け取る側の“15秒の協力”

配達員

写真はイメージです

 田中さんは「受取人の協力が配達の効率を向上させるということを知ってほしい」と続ける。 「1回の配達時間を15秒短縮するだけで、全体の効率が大きく向上します。例えばオートロック付きのマンションにお住まいの方は、エントランスのインターホンで応答したら数分後に玄関に行くのはわかっているわけですから、玄関ですぐに受け取ってほしいです。なかにはインターホンを押してから1分経っても出てこない方もいまして……。私の場合、“1個配達するごとにいくら”という完全歩合の仕事なので、本当に1分1秒が大切だということも知ってほしいです」  最後に田中さんは「皆さんの協力によって配達員の負担を減らすことできれば、大きく考えると宅配の料金値上げを食い止めることにもつながると思うので、可能な限り協力してください!」と話した。  たった15秒の協力が彼らの仕事をより効率的にする。次に荷物を受け取るとき、ちょっとした心遣いをすることで、私たちの生活を支える宅配業者への恩返しに繋がるだろう。 取材・文/セールス森田
Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
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