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朝ドラヒロイン決定の髙石あかり、“手塚治虫の問題作”で「性別の無い役」を熱演。「とてつもない挑戦になりました」

転生するなら、今とはまったく違う自分に

もし転生したら

(C)「アポロの歌」製作委員会・MBS

――本作はパラレルラブストーリーとなっています。髙石さんが別世界に転生するとして、持ち続けたいものはなんですか? 性格や見た目のパーツなど。 髙石:私の取り柄は、なぜかすさまじく周りに恵まれることなんです。そういう才能を持っていまして、どの現場に行っても本当にステキな方たちばかりと出会います。なので、もし生まれ変わることがあるなら、そういう……。いえ!やっぱり待ってください。 ――(笑)。変えますか? 髙石:今は周りに恵まれすぎているので、逆に全く違う、真逆の世界に生まれるのもいいかもしれません。 ――別世界に行くなら、あえて試練を。 髙石:そうですね。でもどうだろう(笑)。うーん。だけど、やっぱり今とは違う自分がいいかな。 今は食べることがすごく好きですけど、だから食べ過ぎちゃうところがあるし、お芝居が好きすぎるのですが、このお芝居というものがない世界なら、どんなものが見られるだろうとか。

目の魅力、オーラは、パーツにあるのではなく宿る

――客観的に意見を言わせていただくなら、髙石さんの相手を引き込んでしまう目は別世界でもぜひそのままで。 髙石:顔は全く違うほうがいいです。 ――そうなんですか? 髙石:たとえば目を褒めていただきましたが、目ヂカラだとしたら、パーツそのものとはまた違いますよね。それって宿るものなのかなと思います。 ――なるほど。それなら見た目が違っても、きっと目のオーラはそのままですね。 髙石:それに自分とは全ったく違う人に魅力を感じるので、やっぱりまったく違う人になりたいです。
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幸せは未来に望みがちだけれど、今感じるもの
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ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi

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『アポロの歌』はMBS/TBSにて火曜深夜放送中
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