ライフ

軽自動車に“あおり運転”したハイエースの末路。片側一車線を突き進んで「ざまあみろ!」

軽自動車をあおるハイエース

ワゴン車 田中綾子さん(仮名・30代)は、車の通りが少ない道を制限速度の30キロほどで走っていた。すると、後ろの車が突然クラクションを鳴らしてきたという。 「はじめはそれほど気にしていませんでしたが、パッシングもされて驚きました。私の車に近づいてくると、横から幅寄せをしてきたんです」  相手の車は大型のハイエース。運転手は男性で、運転に慣れている様子だった。 「私の運転に対してイライラしていることはわかりました。私の車は軽自動車なので、大型車に車間距離を詰められるのは、命の危機を感じるほど怖かったです」  道を譲るべきかを悩みながら走り続けた田中さんだが、怖くて何もできなかったそうだ。

どんどん細い道へ入り込んで…

 周りには他の車はおらず、どんどん細い路地に入り込んでいったのだが……。 「片側一車線、軽自動車であれば問題なく通れる道ですが、ハイエースはその道に入れませんでした」  ハイエースは道をバックすることを余儀なくされた。田中さんは、はるか前方で立ち止まり“その様子”を見ることにした。 「スムーズにバックできるような道ではないんですよ。相手は苦労していましたね」  田中さんに対して怖い思いをさせた相手が、窓から頭を出し“ぶつからないように必死になる様子”に、「ざまあみろ!」と心の中で叫んだという。 「何とも言えない清々しさを感じました」 <取材・文/chimi86>
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
1
2
【関連キーワードから記事を探す】