「○○したつもり」で悪癖を貯金に替える方法
先日、OECD(経済協力開発機構)が発表した「家計貯蓄率(’10年)」で、日本は主要国のなかで最低の2.4%だった。トップのフランスは15.6%、「借金してでもカネを使う」イメージのある米国人でも3.4%と、日本を上回っているのだ。そんななかでもネチネチ、コツコツと貯蓄に励んでいる人たちのスゴ技を紹介しよう!
【つもり貯金】買い食い、ギャンブル。「○○したつもり」で悪癖を貯金に替える!
「ショッピングカタログを見て、欲しいものがあったときは貯金」(33歳.金融)、「ペットボトルを買わないでガマンした日や、水筒を持って行った日は150円貯金」(28歳.広告)など、さまざまな種類がある“つもり貯金”。さらなる独自の工夫をする人も。
「一日1時間歩くごとに500円貯金するようにしました。歩いているときは余計なお金も使わないし、何よりダイエットになる。このおかげで、日々歩くのが楽しくなりました」(38歳.金融)
さらにこの男性は甘いものが大好物で、デザートなどを食べたときには、自ら“つもり罰金貯金”も。
「おやつを買ったら、同額を貯金箱に入れています。300円のケーキを買うには600円が必要。『そこまでして食べるか?』と自問自答して、『今日は我慢しよう』と自制心が働きますよ」(同)
痩せられてお金もたまる。画期的なダイエット法かも。
「実家からお米や野菜を送ってもらったときは、スーパーで買う金額をそのまま貯金。もらい物をしたり、上司におごってもらったときも同様ですね」(35歳.製薬)
多いときは年20万~30万円で、年に一度の海外旅行に使っている。
「スロットやギャンブルで勝ったときに『負けたつもりで2万円、またはスロットのメダル1000枚を貯金』している。勝ったときのカネはあぶく銭ですぐになくなってしまうので、残して次の軍資金にしたり、趣味の車のパーツを買ったりします」(38歳.IT)
続いて、戦略的なのが、「ハワイ好き」だという夫婦の貯金法。
「ハワイ旅行のたびに、1ドル=100円以下の円高のとき現地の銀行に10万円分をドルに替えて貯金。そして、1ドル=100円以上の円安のときに、500ドルをお小遣いとして引き出しています。最近は円高ばかりで使うことができず、1万3000ドルくらいたまっています」(45歳.IT)
簡単に引き出せないし、儲けられることもあってオトク!
イラスト/もりいくすお
― 月3万円余分にためる[貯金の奥義]【2】 ―
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