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ファッション、口癖…形から入る「ノマド入門(笑)」

◆流行のノマドを気取るためには

ノマドワーカー 2012年上半期の“気分”、流行モノとしてノマドをとらえるなら、それを気取るのもまた一興。それこそ、「カフェで仕事をする」までにその定義はライトになりつつあるのだから、マネすることは意外と難しくない。

 とはいえ、“自分らしさ”と同時に、“セルフブランディング”もノマドがノマドであるために重要な要素のようである。「人にどう見られているか?」という自意識は決して疎かにしてはならない。

 そこで、今回、「THE TERMINAL」をはじめ無線LAN環境完備のいわゆるノマドカフェに張り込み、そこで作業を続けるノマドなみなさんのファッション&持ち物をチェック。同時に、偉大なる先達のみなさんの書籍やトークイベントの記録等を拝読し、頻出ワードを抽出してみた。

 当然ながら、これらを参考にしてもノマドワーカーには絶対なれない。が、「ノマドなジブン」な気分に浸れはするだろう。

◆自分らしく自然体にセルフブランディング

 現在、無線LANを完備した喫茶店やファストフード店は多数ある。都内に127店舗ある喫茶ルノアールはその筆頭。ゆったりソファに、コーヒーを飲んだ後、お茶まで出してくれ、しかも、ルノアールEdyカードで10%とお得と魅力的ではあるが……移動することによって発想やクリエイティビティが高めるのがノマド。ルノアールはくつろぎすぎる危険もある。やはり、鉄板はスタバ。あるいは、聖地とも言われるプリンター等完備のノマドカフェがデビューの場にはふさわしい。

 目指す“オアシス”が決まったら、次は持ち物である。もっとも重要なのは、ノマドライフのライフラインともいえるモバイル関係。ノマドカフェにおいてスマホ率は100%。その機種までは確認できなかったが、『AERA3/26号』本田直之氏の「iPhone自体ノマディズム」という発言から考えると、iPhoneなのだろう。そして、PCはやはりMacBook Air。

 ファッションは、もっとも「自分」を表現できる部分である。全体の傾向としては、きれいめカジュアルといった服装が主流。シャツの襟が大きめだったり、パイピングが入っているジャケットだったり、どこかさりげなくアクセントがあるデザインが◎。

ヘアスタイルも個性の出しどころ。ゆるめのパーマもよし、アシンメトリーなカットで自己主張するもよし。ただし、気合入れてセットしました感は自然体で生きるノマド的にはNG。スタイリングはあくまで、キッチリ無造作風に。

◆ジブン語りで 「ノマド(笑)」の出来上がり!

 さて仕上げは、ノマドがその生き様語りに必ず必要となるキーワード。代表的なものが、実験/境界・ボーダー/つながる/イノベーション/シェア/シンプル/持たない/選択……といったところ。

 こうした言葉を会話の端々にちりばめれば、ノマ度アップは必至。さらに上級を目指すなら、ぜひともクリエイティビティを上げて、造語力&比喩力もつけていきたい。

 例えば、安藤美冬氏が自身の実践するノマド的生き方を「サテライト」「花粉の運び手」と喩えるような。あるいは、ブロガーMG氏が情報ネットワークによる拡張された現実を「第8大陸」と名づけるような。

 そして、「ご職業は?」と問われたら、「『何してる?』って質問が一番困っちゃうんですよね」と謙遜しつつ、「職業/自分」と言いきれれば、もうノマド・スピリットはインストールされたも同然。あなたのOSは書き換わっている、はず。知らないけど。

イラスト/中野スカ
― ノマド入門(笑)【2】 ―




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