女が落ちる【男の手料理】とは?
先日、都内某所で「給食系男子」なるユニットのイベントが行われた。「給食系男子」とは、会社員や漫画家、編集者などの本職を持ちながら、作ってもてなすのが好きな料理人が集結した“オッサン”ユニットで、ときどきFacebookを拠点に実食イベントを行っているらしい。彼らのレシピ集『家メシ道場』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)は10万部間近のヒットを飛ばし、そのイベントには妙齢の女性がてんこ盛りで駆け付けるという。料理上手のオッサンがなぜモテるのか? 彼らのイベントに潜入取材した。
噂通り、場内には女性の数が多い。数人の女性参加者に、「料理ができる男をどう思うか聞いてみた。
「自分があまり料理得意じゃないから、簡単なのにおいしい物を作れる人ってすごいと思っちゃう」(27歳・OL)
「ちょっとした料理をササッと作れる人は、細かいことに気が付きそうだし、いい人そうに見える」(29歳・OL)
彼女たちのコメントでわかるとおり、女性がグッとくる「男の料理」は、ゴージャスでワイルドなそれではないようだ。
「高級な塊まり肉を豪快にローストするような男は、一瞬モテるかもしれないけど、長く付き合おうとは思わないですね。一回ヤッて終わりになりそう」(32歳・メーカー)
具体的にはどんな料理がモテるのか? 『家メシ道場』に収録されているレシピの中で、特に女性人気が高いのは「大根のバター煮」と「だし焼きそば」なんだとか。ポイントは、“すぐにできて、しみじみうまい”こと。「大根のバター煮」も「だし焼きそば」も、レシピを見ると至極簡単で、材料費も100円未満。つまり、モテるには本当の料理上手である必要も、お金をかける必要もない。安くて簡単なものを作れれば十分なのだ。
【料理の画像】はコチラ⇒https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=234273
では、どうやって「料理(ちょっと)できます」と女性に伝えればいいのだろう。下手な料理上手アピールは、料理下手な女性に劣等感を抱かせかねない。給食系男子のメンバーである、コラムニストの石原壮一郎氏に聞いてみた。
「『最近、焼きそばに凝ってるんだよね~』とか『紅ショウガ買って帰らなきゃ』なんて会話をフックにするといいでしょう。ほかの女性の影を感じさせないよう、“自分が一人で食べるもの”を作っている設定にするのがベターです。相手が食いついてきたら、『よかったら作りましょうか?』と提案し、部屋に連れ込みましょう。そして大事なのは、完璧に作らないこと。女性の自尊心を傷つけないよう、材料の切り方が大雑把などのツッコミどころを作ってください。わかりやすい“ひと工夫”も大切ですね。『家メシ道場』の焼きそばには目玉焼きを乗っけています。『たいしたものじゃないですけど、喜んでいただけたら嬉しいです』という謙虚な姿勢が大事です。これは、食事が終わった後の、ベッド上での男の態度にも言えることです」
食のもてなしの作法は、ベッドでのお作法にも通じるのだ。
「料理の感想を聞くのはほどほどに。『美味しかった? 美味しかった?』と執拗に尋ねるのは、『イッた? イッた?』としつこく確認するようなもの。美味しかったか、よかったかは相手が決めること。決して押し付けないように。また、食事もベッドも、終了後は必ず『おそまつさまでした』と〆るように心掛けましょう」
気が利いて、押しつけがましくなく、人を喜ばせることが好き。これぞ今どきの「モテる男像」ではないだろうか。派手なパフォーマンスは要らないのだ。 <取材・文/友部綾子>
- 大根のバター煮。恋に疲れた女にしみじみ効くという
- 目玉焼き乗せ焼きそば。薄味でメタボ男性にも健康志向の女性にも好評
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『家メシ道場』 初心者でも作れる一食100円のかんたん美味しいレシピがズラリ! ![]() |
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