「パンダショック」上野の中国パブ嬢に聞く
生後6日目で残念ながら死んでしまった、上野動物園の赤ちゃんパンダ。日本中が「パンダショック」に揺れ、祝賀ムードで賑わっていた地元商店街での落胆が報じられた。
上野動物園から目と鼻の先にある、夜の街の様子はどうなのだろうか? パンダショックの翌日、中国ギャルが多く勤める仲町通りのパブに入り話を聞いた。
まず現れたのは青島出身のレイコちゃん(20歳)。来日半年、日本語学校に通う、学生だという。背中が大胆に開いたドレスが眩しく、後藤真希似の長い手足が魅力的な女のコだ。席につくやいなや、パンダの話を振ると、真露の水割りをおぼつかない手つきで作りながら、
「ほんとかわいそうダヨネ。家にはテレビが無いんだけど、ケータイのニュース速報で知ったヨ」と、たどたどしい日本語で語ってくれた。
パンダが生まれてからのフィーバーぶりには驚いたようで、
「日本人は本当にパンダが大好きダヨネ。中国でもパンダが生まれること、あんまりないんだけど、こんなニュースになることはほとんどない。だから生まれた時も、死んだ時もニュースで流れるなんてビックリした。でも、死んだパンダは(これだけ報道されて)幸せだったんじゃないの?」
つぎに話を聞いたのは上海出身のリカちゃん(23歳)。昼間は池袋の食品量販店に勤める、働き者だ。色白で黒髪はどことなく指原莉乃を彷彿とさせる。
赤いドレスからのぞく胸の谷間を抑えながら、「私もドリンクいいですか〜?」とおねだりするあたりは、さすがキャリア2年のベテランだ。
1杯1000円のグラスワインの水割りで乾杯しつつ、パンダについて質問する。
しかし、「あ~パンダ? 私、中国でも日本でも1回も見たことない(笑)池袋に住んでるしね」とあまり関心がないご様子。
しかし日本人のパンダ好きには、レイコちゃん同様驚いているようで、「生まれた時は、ここのお客さんみんなパンダの話してたヨ」とも。
しかし、パンダが生後まもなく死んだという事実には納得がいかないようで、
「中国でもパンダの赤ちゃんは結構死んじゃうんだけど、今回はちょっと早すぎなんじゃないかと思う。きっとパンダの赤ちゃんを育てる技術が足りなかったんじゃないかな?」と飼育方法に問題があったと指摘した。
そして、「次に生まれた時は、中国から専門家を招いて、絶対に長生きさせてほしいよね!」といいつつグラスワインを飲み干した。
また、中国のネット上では、日本のパンダが死んだことで、様々な罵詈雑言が流れたことも知っているようで、
「イシハラさんって人、みんなに文句言われてるよね」と石原都知事バッシングにも言及。思わず目を輝かせる記者の心の内を知ってか知らぬか、「カラオケ、フクヤマ、唄って!」と話題を変えられてしまった。 <取材・文・撮影/ユニクロ記者>
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