新東名の覆面パトカーが使う姑息な手段とは?

 新東名開通3か月を経過しても相変わらず休日のSAは大人気の大混雑。ちょっとしたお祭り騒ぎが続いているが、本線上はもっと“祭り”状態。静岡県警高速隊の開通記念特別警戒のおかげで、開通3か月の違反総数8731件!そんな“撃墜王”と呼ぶにふさわしい新東名の覆面パトカーをストーカーした! ⇒【前編】はコチラ「新東名は覆面パトカーがフル稼働中だった」  覆面パトカーは姑息な手段も使う。IC出口に向かう覆面パト。あきらめたと思わせておいて、実は料金所直前でUターン。再び本線に現れロックオンされることもある。  また、いくら制限速度100km以内でも追い越し車線を走り続ければ、通行帯違反でアウト! そして意外に多いのがシートベルト違反。いまどきシートベルトで捕まるのは論外だが、違反2827件の大半は後席のシートベルト非装着らしい。ミニバンの2列目3列目でも必ずシートベルトは締めましょう!  新東名はカーブやアップダウンが少なく、路肩も異様に広い。制限速度の100km巡航だとスピード感が低いので、ついついアクセルを踏んでしまう。  静岡県警高速隊は今後さらに覆面パトによる巡回回数を増やし、取り締まりを強化する方針だという。  夏休みや週末に新東名ドライブを計画している皆さん、覆面パトに撃墜されないよう気を引き締め、安全運転を心掛けましょう! ◆山間部を走る新路線だけに開通3か月で動物事故141件!  シカ、タヌキ、サル、ネコなど、動物の侵入によるトラブルも多発している。4~5月の開通1か月で78件。特に富士山に近い長泉沼津IC-新富士IC間で多いという。  NEXCO中日本は、高さ2.5mという通常より高い侵入防止柵や排水溝への侵入防止板の追加設置を進めた結果、5~6月は32件、6~7月は31件と減少しているが、荷物運搬用に昼間開放されているフェンスの隙間や側溝、一般道と高速道路を結ぶICからまだまだ侵入してくるらしい。 「落石注意」と同じで、いつ出てくるかわからないので注意しようがない気もするが、頭の隅に置いて走りましょう! 取材・文・撮影/SPA!覆面パトカーLOVE隊
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