雑学

個人のつぶやきが会社に大打撃のケースも

続々、ツイッターでこんな被害に
個人だけではなく社内情報漏えいで、会社が被害者になる場合も

 社員の何げないつぶやきが、会社にとって爆弾となる例もある。

 日本人なら誰もがその名を知る大手家電メーカーに勤める佐藤哲夫さん(仮名・32歳)は、後輩(25歳・男性)の情報リテラシーに欠けるツイートに困惑している。

「後輩からフォロー申請が来たので、僕もフォローしたんですよ。彼のTLを見て、目を疑いました。公開アカウントで自分の情報も出しているのに、競合他社の社名を出して『○○死ね』という過激発言を重ねるわ、社内極秘調査の回答を堂々募集するわ……」

 社内でも「あれヤバいね」と話題になっていたある日、佐藤さんは彼のTLを見て顔色を変えた。

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「ウチの社長に『@(社長のアカウント名)』で社内の福利厚生に関する改善点を訴えていたんです。『直訴じゃ!』と言って。会社の恥だし、そもそも社長に『@』なんて……。そこで『社外に秘密情報を漏えいすると就業規則で懲戒処分ができることになっているんだよ』とメールをすると、ビビってアカウントを丸ごと消しました」

 後にこの件を見兼ねた会社側から情報管理について徹底するように通達があったとか。

「会社側は再発防止に努めていますが、彼は新しいアカウントを作って性懲りもなく自由な発言を繰り返しています。反省の色なし」

 一方、悪意なきツイートが、第三者のRTを機に、企業イメージを損なう形で発信されるケースも。コンサルタントの柏木恒夫さん(仮名・31歳)は、ある日公開アカウントでこうつぶやいた。

「営業帰りなう。国立国会図書館で社史まで読んで取引先を訪問。でも秘書さんに社歴について振ってみたらマニアックネタだったのか、知らない様子だった(笑)」

「それを友人がRTしたのはいいんですが、さらにその友人が『自社の社歴を知らない秘書もどうかと思うw』とコメントつきでRT……。これだとまるで取引先が勉強不足なのを全世界に発信したことになる。慌てて削除しました」

 だが、後に元のつぶやきがツイート収集サイトに拾われている事実が発覚。柏木さんは「これ、消しようがないよな」と頭を抱えるが、それを見て一番気まずいのは「社歴を知らない秘書」かもしれない。

― 急拡大!ツイッター被害報告【5】 ―




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