非富裕層がフェラーリ458イタリアを買ったら何が見えるのか?
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
いつの時代も、大好きなクルマの自慢話ができる仲間がいるということは、本当に幸せなことであります。たとえ2500万円超の最新フェラーリと、その約10分の1のド中古デルタであっても、クルマバカの話は尽きません。今回は、バカ2人による愛車自慢対談にお付き合いください
MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu
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MJ:フェラーリはこれで10台目だけど、このところ1000万円くらいの安物ばっかり乗っていた。それは堕落だったんだ。もっと高いのを買って、自分を追い詰めたかったんだよ! その時、真の満足が生まれるんだ!!
伊達:狂ってますね
MJ:キミのデルタ、たとえゴムが全部溶けても、クルマの値段が245万円っぽっちじゃ、被害額が少なすぎる。もっと高いのを買って破滅しなきゃダメだよ
伊達:それは少しあったんですけど、先日離婚して貧乏になったので、ちょうどいい具合になりました
MJ:それは不幸中の幸いだったね……(笑)
伊達:ゴムが全部溶ける日が、なるべく先になるのを祈ってます
【結論】
もしも「クルマ道」があるならば、オリンピック選手同様、自分を限界まで追い込んだ先に(金銭的に)、別の地平が見えるはず。そしてそこには、ある種の貴さが漂っているはずだ……と思いたいでちゅ
◆お値段2580万円!非富裕層ですが、買ってみました!!(MJブロンディ)
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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