38万円のセルシオと新車のワゴンR。2年乗ったらどっちが得だった?
―[腕時計投資家・斉藤由貴生]―
腕時計投資家の斉藤由貴生です。私はケチなので、お金を使うことにはかなりシビアだと思っています。
しかし、そんな私が2年前、維持費が高いモノを買ってしまいました。それはセルシオというクルマなのですが、これを所有していると、毎年5月に8万8000円と書かれた自動車税の手紙が届きます。軽自動車ならば、自動車税は1万円程度。それと比べると、セルシオの自動車税はバカみたいに高く、買い替えたくなってしまう気持ちもわかります。
けれども、そのような“カネ食い虫”のセルシオと、維持費がかからない軽自動車を比較して、私は2年前「セルシオのほうがお得」と書きました。
この「お得」という言葉には、快適性がセルシオのほうが上という意味だけでなく、金銭的な意味も含まれます。新車の軽自動車と中古の格安セルシオを買って3年乗った場合、セルシオのほうが維持費を考慮しても安いと当時判断したのです。
あれから2年……。私はセルシオを売却しました。
2年前に新車でワゴンRを買うと今ならいくらで売れた?
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある
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