恋愛・結婚

妻に浮気がバレたときの対処法

【佐藤優のインテリジェンス人生相談】
“外務省のラスプーチン“と呼ばれた諜報のプロが、その経験をもとに、読者の悩みに答える!

◆相談者 人妻大好き(ペンネーム) 自由業 男性 39歳

 妻に出会いカフェで人妻漁りをしているのがバレてしまいました。ロックをかけていたはずのでケータイをのぞかれ、女性とのやりとりを発見されたので、私は「浮気じゃない。風俗だ」と無意味な弁解をしたのですが、財布から出会いカフェの会員カードを発見され、プロでなく、出会いカフェの素人人妻とヤッていたことがバレました。

 当初は風俗嬢ならと多少の理解を示しかけていたのですが、実際には相手が素人で、それも人妻だったことを知り、三重のショックを受けています。自分の中ではお金を払って体の関係を持っていたので風俗に行くノリだったのですが、もはや離婚直前の危機です。弁護士の名前を出して、相手の人妻に連絡を取らせろと言ってきています。なんとか穏便に解決する方法はないでしょうか?

◆佐藤優の回答

 浮気はだいたい携帯電話のメールや送着信記録からバレます。ロックしておいても、奥さんや恋人は、直観でパスワードを見破ります(携帯ロックに銀行カードやメールと同じパスワードを使っているので簡単に破られてしまうことが多いようです)。そもそもあなたの携帯電話をチェックしようと決意した時点で、奥さんの心の中では、浮気に関する「推定有罪」が決まっています。綿矢りささんの小説『かわいそうだね?』では、携帯チェックの実態がとてもリアルに描かれています。

<隆太の手のなかにあったり、テーブルに無雑作におかれている彼の携帯の姿はいままでに度々見かけていたが、自分の手のなかに彼の携帯電話がある光景を目にするのは、これが初めてだった。黒く四角いフォルム、使い込まれた雰囲気は、手にはなじまず、私が本物の主人ではないと訴えかけている。(中略)二つ折りの機器をふるえる手でひらくと、骨が鳴るときに似た、パキという音が響き、もうそれだけでどきどきする。(中略)私の携帯とは機種が違い操作方法も全然違ったが、緊急事態のせいで野生の勘が働いているのか、どのボタンを押せば情報が引き出せるかが、とても明確に分かって、ものの十秒もしないうちに、私は隆太の携帯を余すところなく操れていた。/ロックのかかっていないフォルダは、ボタンを押しただけで、リボンの先を引っ張ったようにするすると開いた。>(108~109頁)

 そして、この主人公の樹理恵は、恋人の隆大が二股をかけている相手のアキヨを訪ね、大暴れします。あなたが奥さんに、出会いカフェで知り合った人妻の連絡先を教えると、かなりの確率で『かわいそうだね?』の結末で起きるような修羅場になると思います。それですから、浮気相手の人妻の連絡先は、奥さんに絶対に伝えないことをお勧めします。さらに、奥さんが法律を使って陰険な復讐を考えている場合、売春防止法で、あなたの浮気相手の人妻を告発する可能性もあります。カネを払ってセックスをしているのですから、警察が「出会いカフェでの人妻売春の見せしめにしよう」と考えれば、相手は逮捕され、あなたも参考人として事情を聴取されることになります。

 現時点で奥さんは、離婚を本気で考えているわけではありません。本気で離婚を考えている場合、奥さんは家を出て、奥さんの代理人の弁護士から内容証明郵便が届きます。そういう事態を避けるためにも、余計な言い訳をせずに、ただひたすら謝ることです。「気の迷いで済まなかった」「嘘をついてすまなかった。もう二度としません」と言って、文字通り、土下座するのです。奥さんは、最初は許してくれず、あなたを激しく非難すると思いますが、最後は、怒り疲れ、「しゃーない」という感じになってきます。その後、浮気をしなければ、事態は収まります。幸運をお祈りします。

【今回の教訓】
離婚を決めた妻は家を出て、内容証明を送る

◆募集
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【佐藤優】
1960年生まれ。1985年に外務省入省。在英、在ロシア連邦大使館、国際情報局分析第一課で活躍。2002年に背任の容疑で逮捕。『インテリジェンス人生相談』個人・社会編に続く第3弾、新刊『インテリジェンス人生相談<復興編>』が発売中!

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