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【iPhone5】Lightningコネクタのハッキングに早くも成功

 アップルはiPhone 5の発売と同時に、従来の30ピンDockコネクタに代わり新たに8ピンのLightningコネクタを採用することを発表した。新コネクタは今秋以降発売されるiPod touch(第5世代)、iPod nano(第7世代)にも採用され、発表間近と言われているiPad miniにも搭載される予定だ。

iPhone5,Lightningコネクタ,ハッキング 従来のコネクタとは違い、このLightningには新たにコネクター部分に認証チップが埋め込まれており、アップルが正式にライセンス生産を認めたもの以外、サードパーティがLightning対応アクセリーを製造できないようにしているという。認証チップがない場合、正常に充電や同期、出力などができなくなるとのこと。実は30ピンDockコネクタ時代にも、ライセンスや認証チップが存在していたのだが、すぐに解析され、世界中のサードパーティが勝手に対応アクセサリーを濫造した結果、事実上、野放し状態となっていたのだ。

 一方、アップル関連のアクセサリーの世界最大の生産拠点・中国では11月、アップルが主催するLightningコネクタのライセンス「MFiライセンスプログラム」に関するサプライヤー向けセミナーが行われる予定で、純正以外のサードパーティ製品が日本をはじめ、世界の市場に出回るのは早くとも11月後半といわれている。

 そんななか、早くもLightningコネクタの認証チップのハッキングに成功したというニュースが飛び込んできた。なんとある中国の会社が、認証チップの完全クローン化に成功し、パチモンの製造に成功したというのだ。開発元とみられる会社のサイトには、すでにケーブルとDockが販売されているではないか。サイトの説明によると、充電や同期はできるものの、音声出力はできないという。気になる販売価格はLightning to USBケーブル(なぜか光るケーブル)とDockがそれぞれ$19.9(約1600円)で、純正のLightning to USB ケーブルが1880円(日本のアップルストア価格)だから、お得感はあまりない。ちなみに同サイトでは、出荷まで10~14日営業日と書かれており、まだ量産にはいたっていないようだ。

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 中国のガジェットシーンでは、親となるパチモンが開発されると、瞬く間にそれがコピーされて短期間に大繁殖し、一気に低価格化していくこ傾向にある。正規ライセンスのサードパーティ製品が出る頃には、多くの海賊版Lightningコネクタ関連アクセサリーが世にでることが予想される。現状では、高価なアップル純正品を買うしかない状況だが、こうした海賊版が市場を席巻することで、過去同様、アップルもコネクタのライセンス管理をあきらめるかもしれない。

<取材・文/日刊SPA!取材班 参照元・画像/iphone5mod.com




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