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セルジオ越後「メディアはなでしこを骨までしゃぶりつくす気だ」

セルジオ越後

セルジオ越後/サッカー評論家。18歳でブラジルの名門・コリンチャンスと契約。ブラジル代表候補に選出。1972年に来日し、引退後は少年サッカーの指導とサッカー文化普及に尽力

日本中に感動をもたらした「なでしこJAPAN」のW杯優勝。だが、祝勝ムードはバブル気味に過熱し、7月21日には、熊谷紗希選手の合コンでの言動が法大生のツイートによって流出。日本サッカー協会が注意する“騒動”に発展した。

激辛の解説で知られるサッカー評論家の“御大”・セルジオ越後氏はこう斬り捨てる。

「合コンのどこがいけないの? 騒ぎにはなったけど、そもそも選手のサポートさえきちんとできないサッカー協会に注意する資格などないよ。合コンがいけないなら、男子サッカーや野球をはじめ、すべてのスポーツがいけないということになってしまう。サッカーと全然関係ない取り上げ方をするワイドショーの善悪はさておき、商売だから仕方ない。それを望む視聴者がいるから、結婚や恋愛について聞くわけでしょ」

最近になって、ようやくメディアも現在の女子サッカー人気を「一過性」で終わらしてはならない、という論調に変わりつつあるが、セルジオ氏は一笑に付した。

「一過性のブームをつくった張本人のメディアが、何を言ってるんでしょうね(苦笑)。今は不景気だし、メディアはなでしこの人気があるうちに骨までしゃぶりつくす気です。数字が取れれば何でもアリで、しかも売れる素材にもかかわらずロイヤリティ(権利使用料)はタダだから、こんな美味しい話はない。タダ乗りですよ! 確かに、元東電の2選手(鮫島、丸山)についての報道はちらほら見かけるが、では、移籍先に窮した元東電のほかの選手の報道をしたメディアがありますか?」

(中略)

とはいえ、W杯の優勝は全国のサッカー少女に夢を与えた。

「そんなサッカー少女の夢の受け皿となる場がない……。底辺拡大の努力をしない文部科学省やサッカー協会は、もっと批判されるべきです」

週刊SPA!7/26発売号「清貧の極み!なでしこ快進撃の裏側」特集では、セルジオ越後氏ほか、“W杯優勝”のずっと前から取材や支援を続けている人々の声を集めている。

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