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映画『奇跡のリンゴ』の木村さん「龍や宇宙人を見た」

奇跡のリンゴ

「自然栽培のリンゴは、細胞分裂で大きくなるの。実が締まってるので、食感が違うと思う」(木村さん)

 無農薬・無肥料のリンゴ栽培を成功させた農家・木村秋則さんの半生を描いた映画が、来る6月8日より公開される。木村さん役を阿部サダヲさん、奥さん役を菅野美穂さんが演じているが、木村さん自身も「すごくリアル」と大絶賛している。

「リンゴは農薬で育てる」という不文律が、日本のリンゴ栽培120年の歴史にあったものの、農薬によって体調を崩してしまうことは日常茶飯事だった。特に農薬に弱い体質の妻を気遣った木村さんは無農薬のリンゴを作ることを決意。しかし、そのチャレンジは想像を絶するほどの困難を極めていた。どうやっても収穫できない日々が続き、それでも慣行栽培に戻らない木村さんに対し、近所の人や親戚からは「かまどけし(大バカ者)」と呼ばれ、友人も次々と去っていった。おまけに収入減により、家族は貧乏のどん底に。売れるものはすべて売り払うも、それでも足りず借金まで繰り返していたとか。このようにさまざまな壁がありながらも、決して諦めない木村さんの約11年間に渡る挑戦が感動的に描かれている。

「絶対不可能」とまで言われた“奇跡のリンゴ”を生み出した木村さんだが、実は、奇跡はこれだけではなかったのだ。

 架空の生き物と言われている龍を何度となく目撃し、さらにはUFOに乗せられて宇宙人に会った体験があるという。にわかに信じがたいのだが、実は、龍に関しては、歌舞伎役者・市川海老蔵さんや杉良太郎さんまでもが目撃したことがある……らしい。

 木村さんが龍を初めて見たのは17歳のとき。それ以降、人生の折々にさまざまな不思議体験をしたそうだ。無農薬のリンゴ栽培がなかなか実を結ばず、失意のどん底にあった木村さんは、とうとう死を決心。しかし、首をくくろうと登った山の中で、とあるどんぐりの木に出会い、再チャレンジを誓ったのだという。木村さん曰く、「龍やUFO、宇宙人らしきものを見せられたのは、目に見えないものの大切さに気付きなさいというシグナルだったのかもしれません」という。こうして、木村さんは“リンゴの奇跡”に近づいていく。

 この内容に関しては、『奇跡を起こす見えないものを見る力』や待望の新刊『ソウルメイト』に記されている。かなりディープなスピリチュアルな体験なのがわかるはずだが、この奇跡体験を信じるかは信じないかはあなた次第だ。

◆“奇跡のリンゴ”は実際に美味しいのか?

 入手するのは極めて困難だといわれる奇跡のリンゴだが、実際のところ、どれだけ美味しいのか? 誰もが気になるところだが、記者は入手ができなかったため、実際に食べた人の話を聞いてみることに。木村さんと同じく青森出身である女性によると……。

「生まれてからずっと青森のリンゴを食べて育ったが、リンゴ特有のえぐみ、煙ったような後味がなくスッキリとした甘みと酸味に満ちていました。しかも果実が引き締まっていて、しっかりと固く、まさに樹の実という感じ。リンゴジュースも飲みましたが、甘さが自然で酸味が心地よい余韻を残しました。不思議なのですが、昔はこんなリンゴはなかったはずなのに、懐かしい味わいなんです」

 これは一度は、絶対味わってみたいもの! 今や入手困難で3年待ちとすら言われている木村さんのリンゴ。それが手に入ったらそれこそ奇跡かも?

【木村秋則氏】
1949年、青森県弘前市生まれ。木村興農社代表。農薬で妻が体をこわしたことをきっかけに、1978年頃から無農薬・無肥料のリンゴ栽培にチャレンジを始める。10年近くにわたって無収穫が続き、苦難の日々が続いたが、ついに完全無農薬・無肥料のリンゴ栽培を成功させた。現在、リンゴ栽培のかたわら、国内はもとより海外でも農業指導を続けている。著者に、『奇跡を起こす見えないものを見る力』『ソウルメイト』(共に扶桑社刊)など

<取材・文/日刊SPA!取材班 撮影/望月孝>

ソウルメイト

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