更新日:2013年08月25日 09:07
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石川県人にとって「カンパンはおやつ」は本当か?

幼い頃に親しんだお菓子が、よその土地では存在すら知られていないことに驚愕したことはないだろうか? 郷愁を誘う味があれば、味で呼び覚まされる記憶もある。あなたのローカルおやつは何ですか? 【中部】
しるこサンド

しるこサンド

「名古屋めし」なるジャンルを確立させた愛知県。とはいえ、「昼ご飯はもちろん、おやつも味噌煮込みうどん、という人がいた」(32歳・女)のは例外だと思いたい。が、「小倉トースト」を生んだ土地である。ローカルおやつの筆頭は、『しるこサンド』(松永製菓)。 ⇒【写真】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=488554
「あずきの甘味が好きで、小さい頃から毎日食べていた」(32歳・女)、「今は嫁いで、兵庫在住なので、定期的に母に送ってもらっている」(41歳・女)、「当たり前に食べていたお菓子だけど、今、お土産でもらうと一番うれしい」(40歳・女)と、舌はその記憶を忘れない。  驚いたのが、石川県出身者の「カンパンはおやつ」という証言。 「石川県では非常用の缶入りだけでなく、袋入りのカンパンも量販店に並んでいて、日常のお菓子として食べるんです」(30歳・女)  ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=493014  この女性によると、カンパンを製造している代表的なメーカーは、石川県の北陸製菓と静岡県の三立製菓があり、「北陸製菓のカンパンには非常時、水がなくても唾液が出るようにと金平糖が入っているんですが、三立製菓のは氷砂糖。私は断然、金平糖推しです! その相性はまさにミラクル」。  その北陸製菓、大層地元で愛されているようで、別の女性(32歳)は「北陸製菓の売り上げナンバーワン、『ハードビスケット』の素朴な味わいに馴染んだ舌には、森永の『マリー』の味はキツくって」。
サラダホープ

サラダホープ

 新潟県の『サラダホープ』(亀田製菓)は、「適度な塩味、軽い食べごたえが絶妙」(32歳・男)、「東京ではしょうゆ味ばかりだから、帰省したときにいい」(36歳・女)と支持を集める。  洗練されない素朴な味わいはローカル菓子の魅力のひとつなんですな。 【愛知】しるこサンド(松永製菓) あずきとリンゴジャム、はちみつなどを練った餡をビスケット生地で挟んで焼き上げた。ビスケットの塩味が甘さを引き立てる ― 全国[ローカルおやつ]自慢大会【5】 ―
スターしるこサンド 110g (松永製菓/個包装タイプ)

あずきとビスケットのやさしい風味が絶妙にマッチし、くせになる美味しさです

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