知られざる「田舎暮らし」の落とし穴
―[全国各地[村八分]の恐怖]―
◆庭から便器? 田舎暮らし物件の罠
田舎暮らし物件には、想像の斜め上を行く「瑕疵物件」がある。不動産業者・K氏が指摘する。
「まず地面関係。築10~25年ほどの田舎物件は大きな農家がご本家を分筆して建てたケースが多く、敷地の地中に思わぬものが埋まっているケースが。元々ゴミ処理を集落単位でやっていた時代に、ゴミを少なくする主婦が優秀とされていたこともあり、自転車や便器、ひどい場合は軽自動車まで、粗大ゴミは庭の地中に埋めてしまっている場合がある。また、雨水の排水インフラが整っていないために丘の上の家なのに大雨で床下浸水があったり、私道の行き止まりにある物件は、夜中に猫や犬を捨てに来る人も多い。広い敷地や山林を含む物件も要注意。不法投棄でゴミだらけになる。田舎物件には、移住者にはわからない瑕疵が隠れているんです」
物件数が少ないだけに買い急ぎがちな田舎暮らし物件。より良く住むためには、それなりの予備知識が必要のようだ。
◆移住者たちが体験した、村のコワ~い掟!
●40代以下は消防団に強制参加。消防団の全国大会出場のため、毎週末の予定が全滅(関東某県に移住したDさん/32歳)
●「田んぼやらんか」の誘いを受け、貸されたのは完全休耕田。耕しだけで超重労働のため、音を上げたら地域全体から村八分に(東海某県に移住したNさん/40歳)
●原発避難で農村に移住するも、村人から 「一時避難なのか永住なのか」と問い詰められ、避難だと言うと「じゃあ避難の人同士で助け合って生きろ」と村人から完全無視された(九州某県に移住したJさん/27歳)
●村の組合に入らないとゴミを収集してもらえない! しかも「午前5~7時」限定(関東某県に移住したOさん/33歳)
●血の繋がりもない近所の高齢者の介護に、地域の主婦が駆り出される。やらないと村八分に。もう逃げ出したい(山陰某県に移住したWさん/36歳)
●集落全員が某新興宗教の信者。一度勧誘を断っただけで完全に孤立。不動産屋も教えてくれなかった(関東某県に移住したHさん/32歳)
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