希少な「若者」を襲う高齢化村の恐怖
―[全国各地[村八分]の恐怖]―
山口放火殺人事件で動機として語られる「村八分」。しかし、限界集落だけの話ではなかった! 日本全国、高級住宅地や団地まで村八分は今でも存在した。実例を報告!
【北陸某県発】若い女性は“産む機械”扱い、独身男性は「種馬」扱い!
高齢化の進む集落に移住するなら「絶対に子供を産んだあと!」と主張するのは、2歳児を抱える主婦・Fさん(34歳)だ。
「集落では若い夫婦は大歓迎。その理由は『子供を産むから』。実際、移住してすぐに出た地元の会合で『子供はもう少し先の予定で』なんて言った瞬間、村八分になりかけたぐらいで……」
地域に溶け込むため、急いで子づくりしたFさん夫婦だったが、想定外の苦難が続いた。
「まず付近は介護やリハビリに強い病院は充実してても、産科が皆無。しかも村のお婆ちゃん方が『ここで産め』と産院を勝手に指定してくる。無事生まれたら『二人目は?』って、ウチの子はあんたらの孫じゃない! 要するにプライバシーがゼロなんです」
一方、単身で移住した男性は「種馬」扱いだ。横浜から東北の某県に移住したYさん(29歳)の話。
「組合の会合では、なぜか僕だけ指定席。そして両隣には村内の出戻りアラフォー女たちが!?『女なしではこっちの暮らしにゃ耐えられんべー』と勝手にあてがわれ、断ると村八分になりそうで恐ろしい。どうせなら若いコがいい!」
都市部ではありえない話だ。
【関西某県発】高級住宅地の陰湿な新参いじめの実態!
有名な関西の高級住宅街は異常なムラ社会だという。Gさん(40歳)は言う。
「一昨年に転居してきましたが、自治会の入会費が50万円! その後も新参者は徹底的な『探り』を入れられるんです」
探りとはゴミを漁られること。使用済みコンドームを捨てた際、Gさんはこう言われたという。
「『この町に新しく家を買えるなんてさすがに元気ね』とか、妻にも『最近も頑張られたみたいね?』なんて言われる。文句を言おうにも、相手はお上品に無視し、余計、陰口がエスカレートするだけ」
Gさんは今、別宅に住んでいる。
イラスト/吠夢
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