更新日:2014年03月16日 11:48
エンタメ

コントのネタから始まったパンサーとUNOの“奇妙な縁”

「オレあんまUNOやったことねえんだよなあ」(尾形貴弘) 「マジで? 友だち集まったらUNOぐらいやらない?」(向井慧) 「いやオレさ、スポーツ推薦じゃん」(尾形) 「関係ねえよ! スポーツ推薦でもUNOやってるよ!」(向井) これは、情報番組「王様のブランチ」(TBS系)などにレギュラー出演する人気お笑いトリオ・パンサー(尾形貴弘・向井慧・菅良太郎、吉本興業所属)のコントのワンシーンだ。 ※動画コント「UNO」 http://www.youtube.com/watch?v=zprrgQXVd8Q
 彼らが、トリオ結成後初めてつくったコントといわれる「UNO」は、「ここからだから!」と言いながらひたすら負け続ける菅(大ボケ)と、「スポーツ推薦だからUNOのルールがわからない」と途中から入ってくる尾形(小ボケ)の、かみ合わないやりとりを、向井がツッコむという内容だ。  この「UNOコント」を見た本家UNOの発売元、米マテル・インターナショナル社は、パンサーを「マテル・ゲーム大使」に任命した。 パンサー,菅良太郎 2月の対戦イベント「UNOサンキュ~!」では、「女、子供、どっちも容赦しませんから!」と勇んだ菅が子どもたちに完敗。ネタ以上に”ワイルドドロー4”を連発し、連戦連敗だった。  コントのネタから始まったパンサーとUNOの“奇妙な縁”。同社・猪股匡博氏は、「これから対戦イベントなどで忙しくなるかもしれないですね」とパンサーの3人に期待を寄せる。 「年度末や卒業といった、出会いと別れのシーズンにUNOの売り上げが伸びる。UNOはカードゲームでありながら、ひとつのコミュニケーションツールも担っているんです。トランプにはゲームがいろいろあり、ルールも複雑。結局、トランプでは全員で遊べないという事態も起こる。UNOは遊び方も盛り上がり方もシンプルで明快。『これまであまり話せなかったクラスの子や、会社の他部署の人と接近できる機会をくれた』なんてエピソードも聞きますね」(猪股氏)  また、3月末から開催されるUNOの国際大会の予選開始が目前に迫り、都内の玩具店はUNOの売り上げが急増しているという。 「子供たちは、UNOアジアチャレンジ2014の出場を目指し、3月末から全国の玩具売場で始まる予選会に挑みます。口コミなどで『僕もやってみたい』と思った子どもたちの購入が目立ちますね」(猪股氏)  決勝大会は9月に東京都内にて行われ、優勝者は11月にシンガポールで開催されるアジアチャンピオン大会に招待されるのだという。  日本国内では、3月21日にトイザらズ・ベビーザらス那覇新都心店で開催される「マテルゲームフェア」を皮切りに予選がスタート。同日、あっぷるタウン(沖縄県那覇市おもろまち)で「Mattel Game Fair」も開催され、12時からパンサーが登壇する予定だ。 <取材・文・撮影/大野雅人>
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