カーライフ

アウディ4リッターV8直噴ツインターボ560馬力でワープ【輸入車大試乗会】

自分の今の給料じゃ絶対に買えっこない超高級車を仕事で乗りまわしていると、いつの間にか「あのクルマはイマイチだ」、「なぜあれに乗れないんだ」と心の中に闇が。当欄担当も5年目ぐらいですが、まるで一流自動車評論家気取りで批評。不満タラタラだった自分を恥じるばかりです……。お招きいただいた日本自動車輸入組合(JAIA)様に感謝!(担当K) MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu ◆あのスーパーカーには乗れませんでしたが、今年もJAIAにお招きいただきました! ランボルギーニ アヴェンタドールLP700-4MJ:今年も日本自動車輸入組合様の大試乗会がやってきたねェ。 イケノヒラ:あらゆる輸入車に乗り放題。酒池肉林ですね。 担当K:いや~、今年は実に不本意でした。 MJ:なぜ!? K:だって今年の目玉、ランボルギーニ・アヴェンタドールは、抽選で外れちゃいましたから。すごいショックで、もう今年は欠席したいとすら思いました。 MJ:なにゼイタク言ってんだ! イケ:MJさんが抽選で当たった『カーセンサーEDGE』に頼んでくれたおかげで、写真だけは撮れたんだし、ちょっとつけ上がってないか? MJ:そうだそうだ! オレなんざこのイベント25年目くらいだけど、毎年「ありがたや~」って手を合わせて拝んでるぞ!! アヴェンタがハズれて不満言うなんざ、一千万年早い! K:ひえ~、スイマセン……。 イケ:それに、ほかにも凄いクルマがあったじゃないか。 K:それはまあ、確かに。 MJ:俺が一番衝撃的だったのは、アウディRS6アヴァントだな。 イケ:あれは凄かったですね。 MJ:まずスタイル。とてつもなくエリート感満点だろ? K:僕が乗ってた故障しまくりの中古アウディとは天と地の差で、それがまたムカつきました。 MJ:俺もムカムカしたよ。俺の48万円のプジョーで横っ腹に突っ込んでやりたくなった。でも乗ったら土下座。まさかあんなに凄いとは。あの加速は何なんだ! K:4リッターV8直噴ツインターボで560馬力。MJさんのフェラーリって何馬力でしたっけ? MJ:570馬力だからギリギリ勝ってるよ! でもアウディはターボだからトルクが違う! 男4人乗車でワープしたね! イケ:さすがクワトロ。ハンドルから両手離してもアクセル全開にできるほど直進安定性がいいし、ワゴンだから機材も積めるし、僕の次期マシンに決定です! MJ:予算は? イケ:まあ、50万円くらいかな……。 MJ:買えるのは50年後だね。 ⇒【後編】に続く「超速で爆竹が破裂!? ジャガーFタイプV8は音が最高」
https://nikkan-spa.jp/606805
●ランボルギーニ アヴェンタドールLP700-4(4197万3750円)には乗れず ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=607188 なぜアヴェンタドールに乗れないのか? 週刊誌だからか? 乗れないとわかった瞬間、やる気をなくしました。それにしても、このダンプカーの下にスッポリと収まりそうな薄さ、この色ツヤ、いいなあ。700馬力を体験できず悔しいです! 来年こそは乗ってやる!って、もう出展されないか。『カーセンサーEDGE』様アリガトウ!! ●アウディ RS6 Avant(1520万円) ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=606812 モーレツトルクにビクともしない超高剛性ボディ。どうせ直線だけだろうとコーナーに突っ込んでも余裕で曲がる。極太タイヤはダテじゃない。セコイ話だが、ほかの2台と比べて仕事のワゴンに見えるので、必要経費として計上しやすいのもありがたい。これで鈴鹿まで走れば、鼻歌まじりでも鉄道より早く着くこと間違いナシ!
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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