OLの復讐は知らぬ間に進行する…上司のハゲ頭写真をネット拡散、歯ブラシでトイレ掃除etc.
職場、恋愛・不倫、ママ友仲間、風俗業界……真っ向からは果たせぬ恨みつらみに女たちが仕掛ける復讐。その中身を聞いてみたら……スゴすぎた!
<職場の復讐>
◆書類をシュレッダーに、ハゲ頭写真を投稿……職場の復讐は、知らぬ間に進行している
複雑な人間関係が生み出すさまざまな思惑が交錯する職場は、女たちによる恨み節の宝庫だ。
嫌いな上司の飲み物にイタズラをするといったド定番の復讐だけでも、「雑巾の絞り汁」「鼻くそ」「唐辛子」など、バリエーション豊かな証言が集まった。ドラマのなかだけの話かと思いきや、巷のOLたちによると、実は意外によくあることらしい。うげーっ!
お茶のほかにも、トイレを利用した復讐もポピュラーなようだ。
「職場で男性社員にいじめられたので、愛用の歯ブラシをトイレ掃除に使ってやった」(31歳・総務)
「男性社員から仕事上で注意された夜、そいつのSNSでもバカにされた。おとなしく黙っていたら、小さなミスを見つけては上司に告げ口されるようになり、遂には自分がいない場でも公然と非難されていると同僚から心配される始末。大量の伝票処理を押し付けられ、終電まで作業をさせられた際にとうとうブチ切れた。ある地方のゆるキャラの熱狂的ファンらしく、その男性社員の机の上には某マスコットが置いてあるので、それを女性トイレの便器にゴシゴシとこびりつけた。今もちゃんと机の上にあります」(28歳・金融)
こうした“男たちが気づいていない復讐”は、まだまだある。
「意地悪な男性社員がいるんですが、上司に相談しても『仲良くしろ』と言われるばかりで改善しない。ある日、書店で新興宗教団体が発行する本を見つけ、そこにあった信者勧誘のはがきにその人の自宅住所と電話番号を書いて投函しました。しばらくすると彼が、『最近、ウチに◯◯教の勧誘がしょっちゅう来て気持ち悪いんだよなあ』とボヤいていた! 思わずトイレで爆笑です」(33歳・IT)
「ワガママで死んでほしい上司の写真を勝手に、『フリー画像提供サイト』に数十枚登録したら、怪しい育毛剤の広告で“ハゲに効果抜群!”という言葉と一緒に掲載されていた」(28歳・IT)
なかには、「ムカついた」などのちょっとした理由で理不尽な仕打ちを受ける男性まで。
「同僚の男がムカついたので、そいつが外出中なのを見計らい、昼休みに外の公衆電話から消費者金融の名をかたって何度も何度も『いい加減にカネ返せ!』と会社に電話してやった」(35歳・営業)
「しょっちゅう席を外してタバコ休憩に行く同僚の男性が、あるとき真っ赤な顔で戻ってきた。どうやらタバコの中身がお灸のモグサに入れ替えられていたらしい。タバコ嫌いで有名な女子社員の仕業という噂で、彼は一日中、口が焚き火みたいな味がするとこぼしていた」(29歳・人事)
何もそこでしなくても……。
◆女の復讐で外国に左遷された人も
ここまでは肉体的、精神的な復讐が主だったが、ときに女たちの怒りは、相手男性の左遷という事態にまで発展する。
「私の知人に、エネルギー関連のメーカーに勤める36歳のOLがいます。彼女は酒の席で上司からセクハラをされただけでなく、しつこくホテルに誘われていました。それを断ったら今度は日常的なパワハラも加わったので、とうとう人事に直訴。しばらくすると、めでたく、その上司は遠い国に飛ばされていったと嬉しそうに話していました。もともとエネルギー関連の仕事は海外異動が多いらしいので、社内でも気にする人は少なく、自分にも罪の意識はまったくないと断言していました」(35歳・主婦)
このようなうまくいったケースの一方で、「それはさすがにバレて問題になるのでは……」と思わず心配になる話も。
「大手ハウスメーカーの事務職をしていたとき、異常な激務にもかかわらず、上司がまったく手伝ってくれませんでした。向こうは定時で帰っているのに、私はいつも0時過ぎまで仕事をしていた。やがて、ストレスが原因で胃潰瘍になり入院。すぐに退院して職場復帰したのですが、状況は相変わらずだったのです。入院前と同じく、深夜のオフィスには私一人だけ。とうとう頭にきて、上司に来たFAXをシュレッダーですべて処分してやりました。私のささやかな抵抗です」(38歳・総務)
幸いにも、彼女の行いが会社にバレることはなかったという。
いかがだろうか? こうして証言を集めてみると、一部は理不尽な動機もあるものの、職場における女たちの復讐のほとんどは、上司や同僚の無神経な行動が原因となっている。身に覚えのある男性は、今後は女性にお茶汲みを頼んだり、オフィスに自分の歯ブラシを常備しておくのをやめたほうがいいかもしれない。
― げに恐ろしき[オンナの復讐]の世界【1】 ―
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