自衛隊イベントが子供連れ家族に大人気な理由
「ここ1、2年、自衛隊関連イベントの客層はガラリと変わりましたね。以前はいわゆるミリタリー・オタクばかりでしたが、今は子供連れ家族や女性グループのほうが多くて、昔からのファンがある意味、肩身の狭い思いをしているほどです」
そう話すのは、自衛隊イベントを長年ウォッチし『自衛隊イベント観覧ガイド 2014~2015』の著書を持つ大北浩士さんだ。近年、基地祭など自衛隊関連イベントは、かつてないほどの盛況ぶりになっているという。大北氏はその理由を「震災の復興支援活動で自衛隊の活躍を見たり、自衛隊をテーマにしたTVドラマやアニメの影響を受けたりして新規ファンが増えた」と分析。なかでも、最近は子供への人気も目を見張るものがあるとか。
「例えば、各地で行われる防災イベントには自衛隊だけでなく消防車も参加するのですが、子供たちのお目当てはいまや自衛隊車両がダントツ。これまでは真っ赤な消防車のほうが人気だったのに、今は自衛隊車両が来たとたん、そっちにワーッと子供たちが集まるんですよ。基地祭でも携帯ゲーム機の撮影機能を使って、子供らが自衛隊の行進を黙々と撮影していたりしますから」
そういった人気の高まりには、自衛隊の広報戦略も影響しているようだ。
「自衛隊には各都道府県ごとに『地方協力本部』という組織があるのですが、最近はそこが独自の“ゆるキャラ”を作ったり、イベントを開催したりといろんな広報活動を頑張っているんです。そういった子供連れファミリーなどにも親しみやすい場が提供されているので、新たなファン開拓に繋がっているのでしょう」
今年中に予定されている各地の基地祭では、すでに現地のホテルが予約一杯になっているとか。この流れはまだまだ続きそうだ。
また、6/24に発売された週刊SPA!のグラビア特集「国防の女たち」では、自衛隊ブームの深淵にさらに迫るとともに、自衛隊広報誌『MAMOR(マモル)』完全協力のもと、美女たちの貴重な“自衛隊服姿”をフルボリュームで掲載している。必見! <取材・文/日刊SPA!取材班 写真提供/大北浩士>
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