雑学

性病患者がありがたがる病院サービスとは?

性病患者がありがたがる病院サービスとは? もう10年以上の付き合いになる、スキあらば性病ばかりに罹りまくる今年38歳の某男性編集者(既婚)と久しぶりに話した際、僕に嬉々としながらこう豪語してきた。

「ゴメスさん! すげー便利な性病科の病院見つけたんスけど!! 今度、ゼヒ使ってみてください!」

 どこらへんが“便利”なのか、よくよく聞いてみると、「あおぞらクリニック」という病院のことだとか。最近、話題の新橋にある性病科の病院であるらしい。男にとっては大変ありがたい、まさに「駆け込み寺」的なクリニックであるそうだ。

 しかし! まだ性病にかかった経験がない(定期の健康診断でも実証済み)、「気合いがあれば性病はうつらない!」をポリシーとする僕からすれば正直な話、そのありがた度はイマイチ、ピンと来なかったりする……。というわけで、こちらのクリニックの”売り”から、性病患者からどのへんのサービスが有難がられているのか、考察してみた。

◆1:受診したことがバレない!

 こちらの病院はオール自費診療なので匿名の受診も可能。ゆえに会社や自宅に診療資料も送付されないらしい。これは既婚者からすれば、たしかに大きなメリットなんだろう。診断資料が届く時期に、ずっとポストの前で待ち構えているわけにもいかないし。ただ、僕からすれば、たとえば皮膚科と性病科が一緒になっている病院に行けば、嫁にはどうにか言い訳できるような気もするのだが? 診断資料には「なんの治療・検査を受けたか」までは記載されていないのだし。ちなみに、自費診療なので治療費は保険を使った場合の約3倍とかなり高い。カネかプライバシー、どっちをとるべきなのか……。

◆2:男性専門!

 患者さんは男性限定なので、気軽に足を運べる環境が整っている。これはけっこうなアドバンテージなのかもしれない。仮に皮膚科と性病科が一緒になっている病院で女性客と出くわしたりしたら……いくら見ず知らずでも、やっぱ恥ずかしいですから。

 ただ、『あおぞらクリニック』は性病科オンリーなので、男性客でさえも目と目が合ったりしたら……やっぱ恥ずかしい。できればラーメン屋の『一蘭』みたいな個人個人の敷居が待合室にもあれば、より一層うれしい。“同士”としての連帯意識が生まれる可能性もなくはないけど? ちなみに、女性の場合だと性病検査は婦人科でも受けられるので、我々男児のような気恥ずかしい思いをすることはないようだ。

◆3:結果がすぐに出るので再来診が不要!

 診察結果を知るために再度、来院する必要がない。診断結果をスマホですぐ確認することも可能らしい。ただこれって、特別なことなのか? ……と思いきや、通常の性病科は結果が出るまで最低でも1週間は待たされ、再来院しなければならないんだとか。

 だが、『あおぞらクリニック』では結果がシロならモチロンのこと、クロでもその病気が投薬で治るものだったら、通院は一回だけで済むということだ。そりゃあ人情として、この手のスポットには何回も行きたくはないし、性病の不安のある人なら一刻も早く結果を知りたいだろうし……。もしかするとコレが一番デカかったりするのか?

……と、まあ「あおぞらクリニック」の大きな“売り”は以上な感じなんだが、いかがでした? 

 昨今は、クラミジアや淋病だけではなく、HIVや梅毒の感染率も増加の傾向にあるっぽいので、心当たりのある御仁は……一度、門を叩いてみるのも悪くなかろう。 <取材・文/山田ゴメス>

●あおぞらクリニック新橋院(医療法人社団七海会)●
住所:東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル3F339 電話番号:03-3506-8880

【山田ゴメス】
山田ゴメス1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。また『解決!ナイナイアンサー』のクセ者相談員の一人でもある。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」(http://nikkan-spa.jp/gomesu)も配信中。著書『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)も好評発売中!

1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。著書『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)、ツイッターアカウント@gomes12081
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