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「病気ではないのに、体がずっとダルい人」がまずは取り入れるべき“3つの習慣”

 柔道整復師のshuheiと申します。現在は表参道で整骨院を経営するかたわら、これまでトップアスリートやアーティストら5万人以上の施術を担当してきた経験をもとに、腰痛や肩こり、姿勢改善など多くの方にとって身近な健康に関する情報をSNSで発信しています。

目標を達成するには「健康な体」が何より大切

病気ではないのに、体がずっとダルい人 2025年もひと月ほど経ちましたが、新しい年を迎えるにあたっていろんな目標を立てた方も多いのではないでしょうか?  たとえば、何キロ痩せたいとか、年収アップしたいとか、昇進したいとか目標の方向性はバラバラでも土台としてあったほうがいいのは動きやすい体なのではないでしょうか。  皆さんの今年の目標が少しだけでも健康から叶いやすくなるよう、習慣から変えていきましょう。  年始からやりたい習慣は以下の3つです。 ①軽いジョギング ②肩回し ③脳を休める

①「軽いジョギング」

 運動習慣のない人が一番やってしまいがちなミスが、急に張り切って過度な運動での怪我ですね。  怪我してしまうとそこから怪我の治療→リハビリでかえって運動レベルを下げてしまうリスクがありますから、リスク管理も大事な健康管理といえます。  普段の生活で歩くぐらいの運動しかしていない人は、まずは約500m〜1㎞の距離を普段の歩行より少しだけ早い競歩ぐらいのスピードでスタートしてみて徐々に慣らしていきましょう。  ダイエット目的の方や運動習慣のある程度、ある方は最大心拍数から強度を考えるのも大事です。  最大心拍数を求めるには、「220−年齢」がおおよその指標になるとされています。もちろん個人差はありますが、30歳の人であれば「220−30」で、最大心拍数は190回/分。この最大心拍数をもとに、その何%くらいの強度で運動を行うかによって、期待できる効果が変わってきます。  ダイエットだと最大心拍数の60〜70%程度の運動強度が効果的とされています。30歳の人であれば、先ほど算出した190回/分の60〜70%、およそ114〜133回/分が最適な運動強度となります。  だいたいの方は思ったより遅いかなと思うスピードになるかと思いますが、30~40分走っているとじんわり温まってくるのでおすすめです  事前にストレッチや事前運動をして膝や腰が痛くならないことを確認しながら、軽めに取り組むようにしてくださいね。速度以上に注意しないといけないのは走るときのフォームです。猫背のままではなく、姿勢を正し、足の中部付近で着地し、軽く膝をまげリズムを一定にしていきましょう。

②「肩回し」

 1日の肩の動きを思い出してください。なんとなく下にたらしていていませんか? 肩の周りには腰、腕、肋骨、首など姿勢や呼吸に関わる筋肉も多く、それらが使えるようになることでメリットも多いのでご紹介します。  やり方は以下の通りです。 ・指先を肩にあて肩を回すというより肩甲骨ごと大きく回すように時計回り、反時計回りに30秒ずつ ・両手を後ろで組み手を伸ばした状態で上下30秒 ・肩をギュッとすくめて脱力を10回    これを続けることで以下の効果が期待できます。 ・浮腫み解消、疲労回復 →肩回しで動く上半身は太い血管も多く、しっかり動かすことで血流改善し老廃物の流れがよくなるため疲労回復し、浮腫み解消につながります。 ・姿勢改善 →特に普段肩回りの筋肉を動かしてないような方は使えてない筋肉が固くなり、肩甲骨が前方に突き出し肩が内側に巻き込まれる姿勢「巻き肩」になってしまっている場合が多い。この肩回りのケアを継続することで、硬さがほぐれ、背中の筋肉にも刺激が入ることで正しい姿勢へ誘導します。 ・ダイエット効果 →肩回しの中でも肩甲骨の間を大きく動かすことで「褐色脂肪細胞」に刺激が入ります。褐色脂肪細胞は蓄えたエネルギーを放出させ、熱を発生させる細胞なのでたくさん動かして行きたいところですが、20代で4割程度、30代で6割程度、40代では8割も失われてしまうので早め早めからの対策が大切です。  注意点としてはすでに肩甲骨、腕のバランス崩れていたりすると肩を回すときにゴリゴリなったり、痛みにつながってしまう場合があります、  そのような方は大きく肩を回してはいけない段階ではない可能性があるので近くの整骨院、整形外科に一度相談してみてから自分にあう動きを探していきましょう。
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しつこいダルさを取り除くためには…
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柔道整復師(国家資格)。5万人以上の施術経験、大相撲、女子ゴルフ、ラグビー、アーティストライブサポートなどのトレーナーを担当。現在は表参道、上野で著名人来院多数の店舗を構え、温熱施術を中心とするベストリ式温熱整体を考案し、腰痛肩コリのみならず冷え性、睡眠障害、姿勢の調整をおこなっている
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