ベンツ新型Cクラスは400万円台とは思えないぐらい豪華
本田圭佑のCMでおなじみメルセデス・ベンツの新型Cクラス。“史上最高”と自画自賛した前モデルに続き、今度は“本気”になって作ったと自負する傑作です。日本では、まだセダンのみの販売ですが大人気。充実装備なのにお値打ちと評判です。そんなCクラスのステーションワゴン(日本未導入)に、ひと足早くドイツで試乗してきました!
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西村直人=文 Text by Nishimura Naoto
◆もう乗り心地が悪いなんて言わせない!新型Cクラスワゴンアウトバーン試乗記
7月に日本での販売がスタートしたメルセデス・ベンツの新型Cクラスは、人気グレードが早くも数か月待ちとなるなど順調なセールスを記録中。メルセデスらしさがしっかりと残されていることに加えて、最低でも1000万円以上のフラッグシップSクラスと、ほぼ同じ安全装備をつけても400万円台前半におさまる価格が人気の理由だ。
「ユーザーは安全装備にお金をかけない」と言われた時代もあったが、変われば変わるもので、今や安全装備の充実度合いがそのクルマの売れ行きを左右するまでになったのだ。
とはいえ、新型Cクラスのウリは安全装備だけではない。
Sクラスとそっくりの外観や内装は、とても400万円台のクルマとは思えないほどに豪華。しかも見た目だけでなく、中身もSクラス並みにシートサイズが大きくなっているから、とてもリラックスして運転できる。
エンジンは、流行のダウンサイジング化された1.6リッターと2リッターのガソリンターボ。ボディに軽くて強い(おまけに高価な)アルミニウムをふんだんに使っているので、グイグイ走るとともに軽いぶんだけ燃費数値も伸びる。
ストップ&ゴーの少ない郊外なら、1.6リッターモデルはリッター18km、パワフルな2リッターモデルでもリッター16kmは、難なくクリアするだろう。
意外なまでに高い経済性に加えて、近いうちにディーゼルエンジンやハイブリッドモデルも導入されるというから、国産車にとって強敵になることは間違いない。
メルセデスの本拠地ドイツでも、新型Cクラスの人気は高い。ディーゼルの販売比率が高い欧州ゆえ、Cクラスもディーゼルが人気。欧州には、ディーゼルとハイブリッドシステムを組み合わせたディーゼルハイブリッドモデルもある。
⇒【後編】『日本導入は1年後?』に続く https://nikkan-spa.jp/703559
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