更新日:2014年11月18日 12:15
スポーツ

「まだ若い!」首位打者モーノーが藤浪をバッサリ【日米野球2014】

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第4戦、藤浪から右越えに3ランホームランを放ったモーノー

 日米野球80年の歴史上、初のノーヒットノーランを喰らった第3戦のMLBオールスターズ。翌日の第4戦(11/16)は大幅に変更した新打線が機能して、侍ジャパン先発、藤浪晋太郎(タイガース)に襲いかかった。  なかでもひと際目を引いたのは、同点タイムリーに3ランホームランの4打点と大暴れしたジャスティン・モーノー(ツインズ)。前夜は4番DHでフル出場しながら、侍ジャパンの繰り出す4投手の前にノーヒッター負けを喫し、ゲーム後は「先発の則本は(サイ・ヤング賞投手の)ザック・グリンキーのようだったね」と本誌記者の独占インタビューに答えてくれたナイスガイは、今季ナ・リーグの首位打者を獲得した天才左打者だ。 ※侍にノーヒットノーランを献上したMLB最後の打者が心境を吐露! https://nikkan-spa.jp/749261  試合後のヒーローインタビューでは満員の観衆を前にお立ち台に上がると「プレイオフのような雰囲気だね!」とご機嫌だったモーノー。バスへ向かう通路で彼を直撃した連夜のコメントをお伝えしよう。 ――昨夜のノーヒッター負けから一転、今日は4打点の活躍でした。 モーノー:スプリングトレーニングと一緒さ。毎日試合を続ければ、下半身が慣れてくる。そうすると上半身も連動して、バットが振れてくるからね。 ――チーム全員が手こずった則本投手を、あなたはサイヤング賞投手のザック・グリンキーに例えて賞賛しました。 モーノー:これまで対戦した侍ジャパンの投手の中では、ノリモトは最高の投手だったよ。低目へのコマンド(制球力)が際立っていて、ザック・グリンキーと重なって見えたんだ。 ――この日の先発、藤浪投手はどうでしたか? モーノー:彼はまだ20歳の若者だろ? ハハハ。真っすぐの球威は素晴らしいけど、コマンド(制球力)にはまだ問題がありそうだね。力いっぱい投げる姿は躍動感があったけど、特にファストボールはあちこちにバラけていたでしょ(と、長身の腕を左右に振ってジェスチャーを交えながら説明)。 ――藤浪投手から2安打1ホーマー4打点の活躍でした。 モーノー:今夜の彼のように力任せの投球をするピッチャーは、マイナーリーグにたくさんいる。これから様々な経験を重ねていけば、彼もきっとメジャーレベルの投手に成長できると思うけど。今夜の彼のピッチングを、誰かに例えることはできないなぁ……」  連日の取材にも関わらず、真摯な態度で答えてくれたモーノーは、前夜とは一転、藤浪投手を「マイナーリーグにたくさんいる投手のようだった」と手厳しかった。  18日(火)は札幌ドームで大谷翔平と対戦するモーノー。モーノーは大谷翔平を何と形容するのだろうか。 取材・文/小島克典(スポカルラボ) http://www.facebook.com/SportsCultureLab スポーツをカルチャーとして表現するメディアコンテンツ制作ユニット。スポーツが持つ多様な魅力(=ダイバーシティ)を発信し、多様なライフスタイルを促進させる
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