更新日:2020年09月11日 16:10
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ホワイトデーに「これは絶対あげちゃダメ!」 NGなお返しワースト3

メンズファッションのバイヤーMB氏

メンズファッションのバイヤーMB氏。「『オシャレに見える』にはちゃんと理屈があるんです」が持論

 メンズファッションのバイヤーMBです。洋服の買いつけという本業の傍ら、ブログやメルマガで「オシャレの正解」について発信していたところ、こちらで執筆させていただくことになりました。連載第15回目をよろしくお願いします。  幸運にもバレンタインデーでチョコをもらった人は、「嬉しいけどどんなものを返せばいいのかわからない」「会社のコは適当でも本命のコにはいいカッコをしたい」「下手なものをあげると嫁に殺される」……などなど、「もらえなくて地獄、もらっても地獄」という試練が待ち受けています。  そこで、今回は私を含むバイヤー3人で「絶対喜ばれるホワイトデーのお返し逸品」や「ホワイトデーでこれはNG!」といったものを紹介しましょう。 ▼ホワイトデーのNGお返し その1「お花」 「花はホワイトデーではなく、いざというときに」(雑貨バイヤー・田原玲奈さん・仮名)、「甘いものを期待していたのに……食べれないじゃん(笑)」(レディースバイヤー・大山志穂さん・仮名)、「僕は、花あげたことあります……」(メンズバイヤー・MB)  ある程度の年齢以上の男性が共通して持っている、「女性は花に弱い」という認識。これはもはや通用しません。現代はまさに「花より団子」。これほど美味しいスイーツが溢れかえっている時代に花をあげても、「期待していたものと違う!」と思われる確率が意外と高いのです。実用的なプレゼントならいざ知らず、「インパクト重視」の花はホワイトデーには不向き。プロポーズや告白など「びっくりさせる」ときなら使えますが、ある意味「予定調和」であるホワイトデーのプレゼントには向かないと心得ましょう。 ▼ホワイトデーのNGお返し その2「マカロン」 「見た目はかわいいけど、あまり好きじゃない女の子は意外と多い」(雑貨バイヤー・玲奈さん)、「パーティーとかで置いてあるとカワイイけど、チョコのほうが美味しい」(レディースバイヤー・志穂さん) 「え!? 女性ってマカロン好きじゃん!」と思うかもしれません。ただしマカロンは「甘ったるい」味わいのものも多く、すぐに飽きてしまう。見た目はかわいいけど味はイマイチという女性が多いのも事実です。「かわいいから流行っているだけ」という男性には理解しがたい心理。ホワイトデーは美味しいものを期待していることが多く、その意味でマカロンは不向きだったのです。 ▼ホワイトデーのNGお返し その3「コンビニで買えるホワイトデー用チョコ」 ホワイトデーこれはあげちゃダメ!! NGなお返しワースト3「外装で値段わかるから。1000円くらいなんだろうなぁって(笑)」(雑貨バイヤー・玲奈さん)、「もらった物がコンビニで売っていて、イラッとした」(レディースバイヤー・志穂さん)  男性からすると「それっぽく見えるじゃん!」というコンビニのホワイトデー用チョコですが、女子はごまかせません。たまたま入ったコンビニで同じものが売っていた日には、彼女の逆鱗に触れることは請け合いです。また仮にバレなかったとしても、包装などでチープな雰囲気が伝わってしまい、「ありがとう」と口では言うもの、心の中では「(安っぽいなぁ……)」と思っていることでしょう。 ▼ホワイトデーのOKお返し その1「ディナー」 「え!? 食事!? マジ!? って感じでテンションあがりました(笑)」(雑貨バイヤー・玲奈さん)、「お返しにディナーに連れていったらめっちゃくちゃ喜ばれた」(メンズバイヤーMB)  まさに「花より団子」。色気より食い気です。ちょっとした甘い物を期待していたのに、思いがけずご馳走にありつけた!と喜ぶ女性は多い。出費はかさみますが、喜ばせる方法としては申し分なし。食事の後にちょっとしたスイーツなどを用意してあげれば完璧すぎます。本命女子にはぜひ。 ▼ホワイトデーのOKお返し その2「ゴディバ」 「ゴディバ以上のチョコブランドであれば喜ばないわけがない」(雑貨バイヤー・玲奈さん)、「最近だとジャン=ポール・エヴァンやラ・メゾン・ドュ・ショコラなどもオススメです」(メンズバイヤーMB) 「結局高いもんかい!」という話なのですが……そうみたいです。高級チョコの代名詞的存在「ゴディバ」以上ならたいていの女性はOKです。ただし、ある程度舌の肥えた女性ならば、ジャン=ポール・エヴァン、ラ・メゾン・ドュ・ショコラなどさらに高級志向のチョコブランドがオススメ。値段が高いぶん、小さなパッケージでも喜んでくれますので、出費は意外とかさまずに済みます。 ▼ホワイトデーのOKお返し その3「予想外の小物」 「気の利いた小物とかだと『センスのある人なんだな~』と感心します」(雑貨バイヤー・玲奈さん)、「誕生日とかクリスマス級でなくとも、数千円程度のセンスある小物で驚かせるのも手です」(メンズバイヤーMB)  ネイルや石鹸やシャンプーなど、女性らしいケア用小物などを贈るのも有効。数千円で買えるものも多いですが、実用的で喜ばれます。さすがにお財布やキーケースなど気合の入ったプレゼントは頑張りすぎですが、長く使えるちょっとした小物のプレゼントならチョコよりも満足感は高いでしょう。 ▼バイヤー認定! 本命女子へのオススメお返し「ukaのネイルオイル」 「モデルの梨花ちゃんが愛用して爆発的なヒットになっている」(メンズバイヤーMB)、「雑誌にも出ているし、 これを喜ばない女子はいないと思う」(雑貨バイヤー・玲奈さん)  本命女子へあげるべきズバリオススメのお返しはこちら、「ukaのネイルオイル」。爪に塗ると保湿と芳香の両方を楽しめて、「女子力UP」に最適。オーガニック素材のみを使用した優しい香りは「癒し」の効果があると雑誌などでも大好評。あからさまな香水ではなく、ほんのり爪から香る良い匂いはセンス抜群です。とくにモデルの梨花が使用している「18:30(イチハチサンゼロ)」の香りは大人気で完売続出。パッケージもセンスよく、喜ばれることまちがいなし。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=814225 「ホワイトデーなんてどうでもいいだろ」と思うのは男性のみ。女子は自分があげたものが、どんなふうに返ってくるのだろう、と勝手に妄想を膨らませているものです。変なものを贈ることで株を下げるどころか、「アイツのお返しマジ有りえないよ」と噂を立てられてしまう危険も。お返しは慎重にして、「センスいい男性」として見られたいものです。……個人的には、一番ありがたいのは、このバレンタイン&ホワイトデーという制度がなくなることですけどね。。。<取材・文/MB>
MB
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag

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