更新日:2023年05月24日 15:47
エンタメ

ウマジョ河原まゆが競馬の世界で生きるには? 田沼享の本音アドバイス

第1回 競馬界が求めるウマジョの条件  東京・大久保にある「大衆酒場まゆ」。店長のアイドル「河原まゆ」は幼いころから競馬に親しむウマジョ、競馬タレントでもある。ラジオ番組なども持ち、競馬の仕事も増え始めた彼女だが、さらに有名になるには何が足りないのか? そんな彼女にアドバイスするべく、競馬界の様々なゲストが「大衆酒場まゆ」に集い、アドバイスをする連載。 ※現在店は新型コロナウイルスへの対応で臨時休業中
河原まゆ・田沼亨

ウマジョタレントとして生き残るには? 河原まゆが大御所記者・田沼亨に聞く!
※対談は店舗営業自粛前に実施しています

 初回のゲストはテレビ解説で競馬ファンなら誰もが知っている東京中日スポーツ記者の田沼亨さん。長年競馬番組内で様々な競馬女子の仕事を見てきた田沼さんが、今必要としている競馬女子タレントを語り尽くす!

競馬界は未曾有の大飢饉

田沼亨(以下、田沼):今日は競馬の対談だって聞いて、今週の有力馬を紹介しようと競馬ブック買って準備してたんだけどSPA!だったの? でも、ここ競馬グッズもいっぱいあっていい店だねえ…… 河原まゆ(以下、まゆ):はい、なんかうまく伝わってなかったみたいでゴメンナサイ。今日は私に競馬女子タレントとしての教えを聞かせてください! 河原まゆ田沼:でも今ってコロナの影響で無観客競馬の真っ只中。もう未曾有の大飢饉ですよ。もう1か月以上も無観客競馬が続いている。健闘しているとはいえ売上は7割から8割程度、興行としては非常に厳しいワケだけどそれでもネットやテレビで感動してくれるファンがいる。数字だけじゃないよね。そこで競馬タレントとして生きていくとなると、どれだけ競馬が好きかが大事だよ。まゆちゃんは競馬歴はどんな感じなの? まゆ:そうですね……馬券歴自体は3年ほどなんですけど、レースは幼いころから観ていたんです。実家がもともと中山競馬場や船橋競馬場が近くて、父が競馬をやるとき連れて行かれてました。有馬記念は毎年連れてってもらっていました。有馬記念の歓声は忘れられなくて、毎年。行きたいなって思っちゃいます。 田沼:それはウマジョの素地があるねえ~。競馬業界で個性として活かせるよ

最初は競馬記者を目指していなかった

まゆ:ありがとうございます。ところで、田沼さんは記者ですが、どうやって競馬記者になったんですか? やっぱり学生の頃に競馬にハマッて…… 田沼:「実はね、僕、最初から競馬記者になりたかったわけじゃないんだ。」 田沼亨まゆ:え~!? そうだったんですか! 田沼:スポーツ紙に入社して配属されたのが競馬だったんだけど、当時の記者にとって花形って、やっぱり野球記者なの。特に当時はジャイアンツ番っていうのが一目置かれた花形だったんだよね。7割以上の記者は野球記者になりたくて入社してきてて、僕もそう。だけど新人で1年目は内勤。外に出たいなぁ~って思ってたときにちょうど競馬記者に空きができたんだ。外に出たかったって気持ちが強くて、でも競馬はよくわかんない。う~ん、これも経験だ!って思って競馬記者になってみたんだ。そしたら面白くなってハマっちゃったんだよね~(笑)。 まゆ:田沼さんといえば競馬記者ってイメージが強くて、想像できないですけど…… 田沼:実はね、他にもテレビの演出家をやりたくてテレビ局も受けたりしてたよ。採用まで惜しいところにいってた。だから競馬記者というのは、最初から希望していたわけではなかったんだけど、これがやってみたら面白い。天職って言葉は面白くてさ、やりたい仕事が天職ってわけじゃないってよくわかったよ。 まゆ:でも、競馬記者になるつもりがなかったところから今まで苦労してそう……競馬のことはいっぱい勉強されたんですよね? 田沼:確かに勉強はしたけど、でも、それ以上に取材するのが好きだったから苦にはならなかったね。僕は下戸なの。今もウーロン茶を頂いてるんだけど、記者は本音を聞き出すのが仕事じゃない。プライベートで仲良くなってお酒を飲んだりして、それで相手の本音が聞き出す。でも、僕は下戸だからお酒は一緒に飲めない。それでも、いろんな飲みの席に顔を出してね。結局、人と話すのが好きだったから記者が向いてたんじゃないかな。 まゆ:飲むなら私も好きです(笑)! グラビアアイドルの仕事をしながら、競馬好きでウマジョ活動しつつ、このお店やってますから。いろんな人と仲良くするのは私も大好きです! 田沼:飲めて話しが好きで、そして競馬も大好きとは、これこそ三位一体だね(笑)。人と仲良くして話をするというのは、競馬だけじゃなくて、いろんな仕事の基本だと思うんだよ。もちろん競馬の仕事にも向いてると思うな。
次のページ right-delta
馬を愛しつづけたら関係者が!
1
2
公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright

記事一覧へ
勝SPA!
おすすめ記事