楽天銀行ロック支店、サンバ支店…ユニークすぎる支店名の由来を広報に聞いた
店舗を持たずにインターネット上のみでサービスの提供を行うインターネット銀行。今ではすっかり我々の生活にもお馴染みになったが、「楽天」が運営する『楽天銀行』の支店名が少し変わっていることをご存知だろうか?
「楽天銀行はインターネット銀行ですので、実際の店舗(支店)はございません。しかし、給料や振込のお受け取りの際などには支店名が必要となります。そこで、お客さまにとって親しみやすくインターネット銀行ならではの支店名をと考えて『音楽』にちなんだ名前を採用しました」(楽天銀行広報、以下同じ)
一般的な銀行であれば、店舗のある都市名や駅名を支店名にすることが多い。ちなみに他にも変わった支店名を持っているネット銀行は多く、『ダイヤモンド』や『エメラルド』など誕生石を支店名に用いるイオン銀行や、『マーガレット』や『バラ』など、花の名前を支店名にしているセブン銀行などがある。
楽天銀行の支店数は、音楽にちなんだ支店名が28店、その他、本店や第一営業支店など計35の一般口座支店がある。なぜ、ネット銀行なのにこんなに支店が多いのだろうか?
「楽天銀行は、2001年にインターネット銀行として開業して以来、24時間365日いつでもどこでもアクセスできる利便性や幅広い商品・サービス等をご評価頂いております。2020年3月末時点で868万という口座数を開設頂いていることから、口座数に応じて複数の支店を開設させて頂いております」
筆者も海外によく行くので、デビット機能を使うために楽天銀行の口座を持っている。筆者の支店は『ダンス支店』なのだが、これほどある支店名の中でボツになった名前もあるのだろうか?
また、利用者からこの支店名は嫌だという声が上がったことなどは?
「複数の候補から順次決定しておりますので、ボツになったものはございません。また、支店名についてお客様からはご意見をいただくことはございますが、特にそのようなお声は頂戴しておりません」
楽天銀行の公式HPによると、口座開設時の支店の指定や開設した支店の変更はできないという。
2009年より前身の『イーバンク銀行』から楽天の子会社となった楽天銀行には「ジャズ」、「オペラ」、「ロック」、「サンバ」といった、一風変わった支店名がそれぞれ付いている。なぜ、このような名前が付けられたのだろうか? 広報に話を聞いてみた。
ボツになった支店名はあるの?
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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