列車内で30代男性が「駅そば」をすする… 「不審者かと思った」行動のワケとは
昔からの鉄道駅の定番グルメといえば「駅そば」。移動中にサッと食べられることから都心ではサラリーマン御用達の店も多く、地方では旅情をかき立ててくれる場所として旅行客にも人気です。
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そんな駅そばですが、店によってはプラス30円ほどの追加料金で車内持ち込み用のプラスチック容器に入れてくれるところも。流通系企業に勤める丸谷修二さん(仮名・28歳)は、茨城県内にある得意先での打ち合わせを終えて会社に戻る途中、車内で駅そばをすする乗客を目撃したといいます。
「まだ新人のころの話で今から5~6年前だったと思います。次の特急まで時間があったので普通列車に乗って戻ることにしたんです。車内ではロングシートに座っていたのですがその日は朝早かったこともあり、睡魔に襲われてウトウトしていました。でも、突然どこからともなくそばつゆのいい匂いが漂ってきたんです」
目を開けると近くの席で30代くらいの男性が、左手でプラスチックのお椀を持ってそばを勢いよくすすっていたとか。今まで見たことのない光景に一瞬何が起きているのか理解できなかったそうです。
「ちょうど某ターミナル駅を過ぎたあたりだったと記憶していますが、都心と郊外を結ぶ通勤列車ですよ。いくら乗客の少ない昼過ぎとはいえ、まさか車内でそばを食べる人がいるとは思わないじゃないですか。それにこのときは駅そばに車内持ち込み用のプラスチック容器が存在すること自体知らなかったし、不審者かと思いましたよ(笑)」
その男性は5分ほどかけてスープも飲み干して完食。ビニール袋に箸と容器を入れると、背負っていたリュックの中にしまったものの、そばつゆの残り香は彼がいる一帯にずっと残っていました。
現に途中駅で乗ってきた人の中には車内に入るなり怪訝な表情を浮かべ、隣の車両に移動する人もいたといいます。
「コロナ禍の今と違い、当時はマスクを着けている人なんてほとんどいないじゃないですか。いい香りだなと思ったのも最初のうちだけで、次第に不快に感じるようになりました。だって電車の中でそばつゆの匂いってよくよく考えてみると違和感しかないですしね」
列車内らしからぬ光景に唖然……
隣の車両に移動する人も
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