入社3か月で辞めた新入社員の挫折。研修では“期待の星”が、実務で「心が折れた」ワケ――大反響トップ10
大事件ばかりがニュースではない。身近で巻起こったニュースを厳選、今回はサラリーマンに関する記事に注目し反響の大きかったトップ10を発表する。第7位の記事はこちら!(集計期間は2023年1月~2023年12月まで。初公開2023年4月7日 記事は取材時の状況)
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多くの企業が新入社員を迎え入れる春。新卒はもちろん、転職してきた人たちで職場の空気は一変する。だが、業務内容や職場環境など、人により理由はさまざまだが、せっかく就職したにもかかわらず、すぐに退職をしてしまう人もいる。
新卒で大手機器メーカーの営業職として入社した佐々木朋絵さん(仮名・20代)。同期の中でも将来を期待されていたAについて話してくれた。
「Aは、明るい性格で、見た目もかわいかったので目立っていました。そして、物怖じせずハキハキとモノを言うタイプで、同僚とも仲が良く好かれていたんです」
研修でのテストの成績は常に上位。研修終盤になる頃には「Aは絶対に“やり手営業ウーマン”になる」と、誰もが思っていたという。
研修が終わり、新入社員それぞれの配属先が決まった。Aは、配属先の中でも売り上げが高く、エリート社員が集まる部署に配属されたそうだ。
「誰もが納得の展開です。さえない部署に配属された私や同期たちは『できが違うね』としょんぼりしたものでした」
しかし配属後、A以外の同期の中から実力で結果を出す人が出始めたという。そんなとき、事件が起こる。
「Aが、1か月も経たないうちに出社拒否をし、3か月後には退職することになったんです」
中には、新入社員研修期間中に将来を有望視されていたにもかかわらず、いざ実務が始まってみれば、すぐに退職してしまうケースもある。
同期の中でも飛びぬけて“仕事ができる人”だったが…
配属先はエリート集団、期待の星として注目
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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