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全身タトゥーのセクシー女優が語る“AV新法の影響”「デビュー直後に仕事が全然入らなくなってしまって」

 不登校だった中学校時代に、タトゥーと出会った叶芽遥希さん(28歳・@haruki_kaname06前編ではタトゥーを入れた経緯や、セクシー業界に飛び込むまでの話を語ってもらいました。
叶芽遥希さん

セクシー女優の叶芽遥希さん(28歳)

 後編は、叶芽さんのタトゥーに対するさらに深い思いや、タトゥーが入っているからこそ聞けたファンからの声を紹介します。タトゥー以外の身体改造の話や、出演してみたい意外な作品ジャンルなども注目ですよ。

タトゥーに対して否定的な意見を言われた

――叶芽さんがタトゥーを入れたことを後悔したときに言われた、否定的な意見とはどういう内容でしたか? 叶芽遥希(以下、叶芽):「子どもが産まれたらどうするの?」とか「結婚するときはどうするの?」とか。タトゥーを否定されて、というよりも、いろいろと言われてネガティブになっているときに、メチャクチャ落ち込んじゃったって感じです。 ――精神的に落ち込んでいるときには、否定的な意見が突き刺さりますしね。しかしタトゥーに対して、そんなに直接的に否定的なことを言う人もいるんですね。 叶芽:けっこう言われましたね。ガールズバーで働いているときに「タトゥーは無理だから来ないで」って言われたこともあります。あと、タトゥーといえばヤンキーのイメージがあるのか、「気合入ってるね」とか「そっち系の人と付き合ってるの?」とか。 ――自分とは違う世界の人間のように思われてしまうんですかね。 叶芽:「怖い」ってイメージはあるみたいですね。近寄りがたい、というか。今でも時々「怖そう」って言われますし。

「アニメ系のタトゥーを入れてなくて良かった(笑)」

叶芽遥希さん――「元ヤンなの?」なんて言われそうですね。 叶芽:言われます、言われます。実際はヤンキーどころか、家に引きこもってアニメやYouTubeを見ているタイプだったんですけど。 ――アニメ、お好きなんですか。タトゥーでアニメキャラとか入れなくて良かったですね。 叶芽:それ、マネージャーさんにも言われました、「タトゥーで版権ものが入っていなくて良かった」って(笑)。ひょっとしたら出演作で、タトゥーにモザイクがかかっちゃうかもしれませんでしたから。

マリア様のタトゥーは優しかったおばさん

叶芽遥希さん――タトゥーはキリスト教系のデザインが多いみたいですけど、なにか理由があるんですか? 叶芽:左腕にあるマリア様のタトゥーは、私のおばさんをイメージしているんです。よく私の面倒を見てくれて、怒ったところを一回も見たことがないくらい優しいおばさんだったんですけど、病気で亡くなってしまって。育ての親みたいに思っていたんですね。「マリア様みたいな優しさだったな」と思って、でももう亡くなっているので、顔はドクロに、手も骨にしたイメージでデザインして入れてもらいました。 ――タトゥーは、自分が考えたものを自分の身体で表現するアート、という感じなんですかね。 叶芽:そうですね。とくに私の場合、左腕はそんな感じのデザインがいっぱい入っています。

タトゥーに対する日本人の目は厳しい

叶芽遥希さん――タトゥーを入れていて良かったことはありますか? 叶芽:最近だと、海外のファンの方が注目してくれることが多いですね。この前は海外のジャーナリストさんから「緊縛モデルをやってほしい」と依頼がありました。日本でも「好きです」って言ってくれるファンの方が増えてきましたね。いろいろな女優さんがいても、やっぱりタトゥーが入っている女優さんはまだ少ないので、タトゥーフェチの方には刺さっているんだと思います。 ――実際の話、日本でタトゥーがバッチリ入っているセクシー女優さんって、あまりいないじゃないですか。海外では「タトゥーも個性」と考えられている点もありますが、日本ではどうですか? 叶芽:デビューのときは、いろいろと言われましたね。「タトゥーが入っているからエロくない。そっちに目が行ってしまう」とレビューを書かれたことも。「見てほしいところはそこじゃないんだけど、なんでそこだけ見ちゃうんだろう」とは思いました。あとは「セクシー女優のくせにタトゥーを入れてるなんて、どういうことだ!」みたいな意見も。
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実際に会うとイメージがガラッと変わる
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大学在学中に成人誌出版社で編集のアルバイトを始め、そのままアダルト業界に定住。大手AVメーカーの雑誌編集部を経て、フリーライターとして独立。好きなことを書きたいと思った結果、アダルトならなんでもありな文章を書きまくる生活を送っている
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