更新日:2024年09月27日 17:03
エンタメ

「人気アイドルグループ」の元メンバーがセクシー女優に。アイドル時代と同じ“本名”で活動するワケ

地上波バラエティ番組、グラビア、写真集、舞台、映画など、多彩な才能を発揮して活躍していた、あのアイドルグループメンバーが新たな業界に進出を果たした。 その名は「石田佳蓮」。
石田佳蓮

人気アイドルグループの元メンバーで、セクシー女優デビューした石田佳蓮さん

芸能界を引退後、一度は社会人として働いていた彼女だったが、ある目標を掲げて再び公の舞台に復帰。インタビューでは子ども時代からアイドル時代、そして今後の目標までをたっぷりと聞き、これまで語られることのなかったプライベートにも深く迫った。セクシー女優としての道を選んだ彼女の覚悟を確かめよ!

アイドル時代と同じ“本名”の「石田佳蓮」でセクシー女優デビュー

——アイドル時代と変わらない名前でデビューしたのは、自分の名前に誇りや思い入れがあるからですか? 石田佳蓮(以下、石田):自分の名前が好きということもありますし、アイドルの時も、モデルの時も、すべてを含めて「石田佳蓮」だと思っています。だから、新しい業界という道に進むからといって、「石田佳蓮」ではないとはしたくなくて、アイドルもモデルもセクシー女優も、全部「石田佳蓮」としてやりたいというのが、私の価値観であり、生き方なんです。セクシー女優になったからといって、別の名前に変えるということは考えていませんでした。 ——素晴らしい考えです。プロデューサーや事務所から、「KAREN」や「カレン」など、表記を変える提案はありませんでしたか? 石田:少し名前を変えたほうがいいんじゃないかという意見があったかもしれませんが、私にとっては本名なので、そこにこだわりがありました。例えば、芸能界で使っていた芸名をそのまま使うと、しがらみがあるかもしれませんが、「石田佳蓮」は私の本名であり、自分の名前なので大切にしたいと思っているんです。例え一文字でも表記が違うと、違和感を感じてしまうんです。 ——確かに「本名を変えてデビューしろ」とは誰も言えません。 石田:子どもの頃は、名前の「蓮」という字の「しんにょう」が、うまく書けなかったので、その点だけ少し苦手だったのですが、全ての文字に愛着がありました。それに名前の終わりが「ん」で終わるので、あだ名がつけにくく、アイドルの現場でも「どう呼ばれているの?」と聞かれても、結局「佳蓮は佳蓮だよな」という感じでした。アイドル時代にはキャッチーな呼び名があったほうがいいのかなとも思ったんですが、名前の由来の、蓮(ハス)は泥の中で咲く花なので、どんな環境でも輝いていられるようにという願いが込められており、特別な想いがあるんです。 ——いままさに蓮の花のように美しいです。 石田:それに「石」という字は、石に文字を刻む言葉に近い意味が込められている強い意志を感じて、それも私が大切にしている部分なんです。だからこそ名前を変えたり、カタカナやひらがなにアレンジすることは考えませんでした。セクシー女優として活動するにあたり、私はどんな変化があっても、本名のままでやりたいと思っているんです。それが私の気持ちであり、これまで自分らしさを大切に生きてきたので、これからもそう生きていきます。

活発だった幼少期

——かなり強い意志があるんですね。ところで、子どもの頃は何になりたかったですか? 石田:子どもの頃から、何かになりたい、何者かになりたいという気持ちは特になかったんです。でも、周りの人たちは「〇〇になりたい」という夢を持っていたので、自分も何か夢を持たなきゃいけないんだろうとは思っていました。ただ、振り返ってみて、正直な気持ち、特に何かになりたいという強い願望はなかったんです。子どもの頃に夢を書く機会がありましたが、その時もただ気分で書いただけなんです(笑)。だから、実際に何を書いたのか、いまは全く覚えていないんです。 ——どういったお子さんでしたか? 石田:公園で泥団子を作ったり、木に登ったりして遊んでいました。周りのイメージでは、おままごとをしているような可憐なタイプだと言われがちですが、実際はそうではなくて、小学校の休み時間でも外で遊びたいと思うほど、活発な幼少期を過ごしていました。 ——遊び相手は主に男子ですか? 石田:覚えていないですけど、木登りはたぶん1人で登っていた気がします。 ——でも、木登りとなると男子がやっている姿を見たんでしょうね。 石田:子ども時代のことは、印象に残ったことだけはすごく覚えているんですけど、細かいことまではあまり覚えていないんです(笑)。だから、男子と遊んでいたのか、女子と遊んでいたのかもはっきり覚えていないんです。中学生以降は女の子としか遊んでいなかったのですが、小学校の時はどうだったんでしょうね。どちらとも遊んでいたのかもしれません。ただ、はっきりとした記憶は残っていないんです。 ——活発だったんですか? 石田:恥ずかしがり屋で小学校の学芸会とかでも、目立つことがすごく苦手だったので、端っこのボジションが好きでした。 ——とはいえ、当時からかわいいと思われていたと思うので目立ちませんでしたか? 石田:すごく記憶に残っているのが、ゴールドが大好きで、遠足の時にゴールドのリュックサックを背負って行ったら、みんなに「どこから見てもすぐに見つかるよ」って言われたんです。自分の好きなものをやり通すところは子どもの頃からあったのかもしれません。周りを気にして「ゴールドのリュックサックは目立つからやめよう」なんてタイプではなかったです。 ——ご自身では言いにくいかもしれませんが、モテませんでしたか? 石田:モテたと思ったことは一度もないです。 ——高嶺の花だったんですかね? 石田:どうなんでしょうね? 友達は少数で深い関係を築くタイプで、誰とでも仲良くなるのは得意ではありませんでした。お仕事ではそう見られがちですが、実際には自分から友達になろうとするのは苦手なほうなんです。お仕事の場では話しかけるように頑張ってましたが、普段は人に話しかけることがかなり苦手です。危機的状況でないと、誰かに話しかけないんです(笑)。 ——石田さんから話しかけるのが苦手でも、周りの男性から声をかけられることはなかったですか? 石田:アイドルをしていたので、「アイドルだから恋愛はダメだよね」という感じでした。周りのみなさんがアイドルである私を理解してくれていたので、私もそれを通してきました。 ——そこはアイドルの辛いところですね。そのアイドルになったのはどうしてですか? 石田:アイドルをやることになった経緯は、中学1年生くらいの頃、モデル事務所に合格して、そこからアイドルグループのオーディションを受けたんです。
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「大変なことは大きく変わるチャンス」
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世界一セクシー女優を取材しているカメラマン、ライター、インタビュアー。元成人誌編集者のため、最後の砦として活躍中。年間イベント取材数300本超え! 年間インタビュー数200本超え! バイクで都内を駆け巡り1日で複数の仕事を受けている。X(旧Twitter):@kagurazakabunji

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