強まる中韓の反日外交…他のアジア諸国は日本をどう思っているのか?

 中韓の反日外交がやむ気配がない。10月に中国が主張する南京大虐殺がユネスコ記憶遺産に登録されたことは記憶に新しいが、今度は韓国がユネスコのアジア太平洋地域委員会の事務局誘致の意向を表明した。今後の慰安婦関連の記憶遺産登録に向けた布石と見られている。

 中韓の日本への執拗な加害責任追及の報道ばかり見ていると、やはり日本は「侵略者」としてアジアの国々から嫌われているのだろうかと思えてしまう。

 しかし、認定NPO法人アジアチャイルドサポート代表理事の池間哲郎氏は「日本はアジアから嫌われているどころか尊敬され、愛されている」と主張する。

自身の支援するミャンマーのハンセン病施設で暮らす人々と談笑する池間哲郎氏(認定NPO法人アジアチャイルドサポート提供)

 池間氏は沖縄県生まれで、幼少の頃は自身も学校で「戦前の日本は悪かった」と教えられる。しかし、大人になって支援活動のためにアジア各国に200回以上も足を運び、現地の人々の声を聞いたところ、学校で教わったことと史実が違うと気付いたのだそうだ。例えば、パラオでは現地の人にこう言われたという。

「日本時代が一番美しかった。日本はパラオに道路、電気、水道を引いてくれた。町は整備され、道路もゴミ一つ落ちていなかった。病院も工場も造ってくれた。職業訓練もしてくれた。人々の心も美しく、パラオ人も日本人も力を合わせて暮らしていた。何よりも私たちに教育を与えてくれたのは、涙が出るほど嬉しかった。人間としての尊厳を与えてくれたのは日本人です」

 ラオスでも「フランス人たちは俺たちラオス人を人間とは思っていなかった。家畜のようにこき使い、すべてのものを奪い取る」と現地の人は言い、「日本人がフランス人を追い出した。ありがとう」と感謝されたという。

 また、先月ミャンマーでの総選挙で国民民主連盟の党首アウンサンスーチー氏が圧勝したが、彼女の父親である故アウンサン将軍こそ、日本軍からミャンマー(当時はビルマ)独立のために徹底的に軍事訓練や指導を受けた国民的英雄だったのだ。

 アウンサン将軍は30人ほどの同志と共に、当時ミャンマーを支配していたイギリスに独立の戦いを挑んだのだが、この「ビルマ独立義勇軍」を誕生させたのが日本の鈴木敬司陸軍大佐を要とした「南機関」なのだそうだ。

 ミャンマーでは1981年にビルマ独立のために絶大なる貢献をしてくれたと、この鈴木大佐をはじめとする7人の日本人に対して国家最高の栄誉「アウンサン勲章」を授与している。

 池間氏はさらに、尊敬されているどころか、もし日本という国がなければ世界は白人国家のやりたい放題だったという。それを象徴しているマレーシアのマハティール元首相の演説がある。

「日本の存在しない世界を想像してみたらいい。もし“日本なかりせば”ヨーロッパとアメリカが世界の工業を支配していただろう。欧米が基準と価格を決め、欧米だけにしか作れない製品を買うために、世界の国々はその価格を押し付けられていたであろう」(マハティール元首相/マレーシア)

 ここで紹介したアジア諸国以外でも「白人を追い出してくれた日本に感謝している」という言葉を残しているアジアの要人は少なくないのだそうだ。日本人ももう一度、近現代史を見直してみる時期が来ているのかもしれない。

【池間哲郎氏】
1954年沖縄県生まれ。認定NPO法人アジアチャイルドサポート代表理事。アジア各国の支援を行いながら、そこに生きる人々の姿や、一生懸命に生きることの大切さ・命の尊さを伝える講演活動を行っている。最新刊は『世界にもし日本がなかったら』(育鵬社)

<取材・文/日刊SPA!取材班>

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