仕事

[上から目線新人]が増殖中

◆職場には不愉快な“上から目線”が蔓延! 上から目線尊大な部下に、必要以上に権力を振りかざす上司。ここ数年、“上から目線”を標準装備したモンスター社員の取り扱いに頭を抱える声が後を絶たない。メーカーで新人教育係を担当している小野田順さん(仮名・37歳)もそのひとり。 「5年くらい前に入ってきた新人君が、驚愕の“大型新人”でした(苦笑)。仕事を振ると、『僕にこんな低レベルな仕事をさせないでほしい』と文句をたれたり、『隣の席の○○さんの仕事が遅いから集中できません。気分が乗らない』と勝手に帰っちゃったり」  小野田さんは仕方なく、やる気を出してもらうようにと少し高度な仕事を与えた。ところがいざやらせてみると、「僕、こんなの教わってないからできません。自分ひとりじゃできない仕事だからって、なんで僕に押し付けるんですか」と、“新人様”はおかんむり。 「『仕事をスムーズに片付ける便利なシステムを思いついたから、5万円ください』と突然言ってきたこともあったな……。その5万円はどこから出てきた数字なのかを聞くと、そのシステムを使うことで短縮される仕事の時間を1分あたり65円とすると、トータルで5万円になるからだ、と。そもそもなんで65円なのかも意味不明だけどね。もちろん5万円は差し上げませんでした(笑)」  あげく、その新人君は「この会社では得られるものは何もない!」と2年で退社、転職するも転職先もすぐクビになり、ハローワーク通いを続ける毎日だという。 取材・文/朝井麻由美 ― [上から目線野郎]を撃退する処方箋【1】 ―
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