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上司にヘッドフォンをしたままの挨拶はあり?20代と40代のマナー問題

 これまでの仕事観が通用しない、20代による“新しいビジネスマナー”が幅を利かせているらしい。でもちょっと待って。それって本当に正しいの? モヤモヤし異議を唱えたい40代以上も多いのではないだろうか。会社や業界により千差万別で正解のない問題ではあるのだが……。あえて問う、あなたはどちらが正しいと思いますか? その新常識はまちがっている!

上司へのリスペクトはゼロ? 帰属意識が希薄な新世代

▼新世代の「あるある」勤務態度編  職場内での勤務態度や仕事習慣においても、新世代は40代以上を驚かせることが多い。ここでは、若い彼らの勤務中の驚きの行動とその理由、40代以上の気持ちをわかってもらう適切な諭し方について、識者の意見を参考に考えていこう。

新世代の常識① プライベートだから結婚や海外渡航は無断で

 まず特徴的なのは、「自分の結婚や身内の訃報を報告しない」「休暇中の海外渡航を報告する必要はない」など、職場の人にプライバシーを決して明かそうとしないドライな傾向だ。 「仕事と私生活はしっかりと線を引きたい。結婚しているかとか、休みにどこに行くかとかは、プライベートなことなので会社の人にあまり知られたくないんです」(24歳・IT)と、その感覚は徹底している。  そんな彼らには、「なぜそれがダメなのか」という理由を納得してもらうことが必要だとマナーコンサルタントの西出ひろ子氏。 「教わっていないから知らない、というのが今の20代の言い分。『そんなの常識だろう!』と押しつけても反発されるだけで逆効果です。『結婚は税金や扶養に関わることなので、報告してくれないとあなたが損をするんだよ』『海外に行くときは、会社に伝えておいてもらうと何かトラブルがあったときも安心だよ』と、本人のメリットに訴えかけましょう」

新世代の常識② 就業時間外の活動に参加する義務はない

 プライバシーに干渉されたくないという価値観の背景には、会社への帰属意識の低さがあると指摘するのは、若者の働き方研究家の平賀充記氏だ。 「彼らは徹底して個人主義。ひとつの会社で勤め上げようというこだわりも忠誠心もありません。会社の外にもコミュニティを持ち、社外の世界に触れているので、組織の枠組みに組み込まれることを嫌います。仕事と同じくらい自分の時間も大切なので、『新年会には参加しない』『ランチは就業時間外。パワーランチお断り』といった価値観が主流となるのです」  こうした考えに対しては、ビジネスライクな関係だけでは損をする、と説くべきだという。 「新年会やパワーランチは確かに強制ではないかもしれませんが、人は本音ベースでコミュニケーションして打ち解け合うと、仕事でも融通を利かせたり、柔軟に対応してあげたくなるもの。参加することで、ビジネスライクな関係よりもかえって効率的でスムーズに仕事ができるようになる、という効果を説明してあげるといいでしょう」(平賀氏)
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上司や先輩とは対等。タメ口も親密さの表れ?
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