Facebookが、ある日ふと恥ずかしくなった理由
このところFacebook等の大手SNSから去っていく人が増加しているとか。彼らの行く先は流行っていないマイナーなSNS。彼らはマイナーSNSに何を求めているのか。
◆大手SNSにはもうウンザリだ!
マイナーなSNSへ流れる一番の理由は、繋がりが広がりすぎたから。次いで、趣味に関する交流をより充実させるため、ということがSPA!の調査によりわかった(https://nikkan-spa.jp/433328)。ユーザーが増え、機能が増え、と進化した結果、居心地が悪く感じる人が現れるのは当然とも言える。
最近Facebookをやめたという久保優衣さん(23歳)はこう語る。
「ある日ふと、恥ずかしくなったんですよね。自分は何のために写真を大勢に見せびらかしているのだろう……?と」
確かに、一介の社会人や学生にとっては、大勢に広めたい情報などは特にない。仲の良い友達数十人に向けてならばよかったが、実名ゆえに芋づる式に繋がっていってしまうFacebookは、“閉じた場”での交流には向いていなかった。
「たいして仲良くない人からも友達申請が来て、断るのも気まずいので承認していたら、気づくと500人くらいと繋がっていました。しかも、バイト先の店長や常連のおじさんなど、薄い関係の人ほど、会ったときに投稿をお互いチェックしている前提で話しかけてくるんですよね。正直、仲良くもない人の投稿に興味ないですし、私の投稿にコメントされることで、学校の友達に『篠田はなんで年配の人と交流があるの?』と怪訝に思われるのもイヤ」(篠田ゆりあさん・19歳)
こうして、安住の地を求めて、流行っていなそうなSNSを探す。ただ、完全にアカウントを消すわけではないようだ。「芸能情報を得るために、Twitterなどは“見る専”として残しています」(島田悠さん・24歳)という人も多い。今や、大手SNSは発信側と見る側に二分され、コミュニケーションや趣味の交流を求めていた層は、マイナーなSNSに逃げ込んでいるのかもしれない。
※本文中はすべて仮名
取材・文/朝井麻由美
― 脱Facebook&TwitterマイナーSNS住人調査【3】 ―
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