腕相撲の勝敗を分ける「握力」は10日でアップできる
変わりたい、でも時間がない。ならば、短期間で変わる方法があればいいのだ。SPA!ライターと被験者たちが、体当たりで体力、頭脳、生活レベル向上、あらゆるジャンルに挑戦してみた!
◆腕っ節向上に欠かせぬ握力。握る離すの単純作業でOK!
<握力向上・挑戦者>加藤カジカ・32歳・男・ライター
「腕相撲」の勝敗を握る“握力”。事前計測で両手40kgという平均値記者が、握力向上にプロスポーツ選手のリハビリを数多く担当する小岩健一氏に師事を仰いでみた!
「握力アップのカギは『前腕筋』を鍛えることです。10日間という短期間なので、細かいフォームは気にせず基本的な筋トレとして(1)水中で手を握る広げるを繰り返すのを30回×3セット。(2)軟式テニスボールを1分間握る×3セット、を毎日行ってください」
文字にすれば拍子抜けするほど簡単。ただ、(1)はお風呂で行えば楽勝なのだが、(2)が半端なくキツい……。たかが1分されど1分。合計3分終わったら握ったまま指が固まってしまうほどだった。
「キツかったら、テニスボールに穴を開けて柔らかめにしたり、ゴムボールにしましょう」
は、はい先生!(泣) それも3日も続けたら慣れてきた。なんか物足りないな~。
「慣れてきたら運動回数を増やすか、もう一種目運動として1kg程度のダンベルで手首上下左右のカール(持ち上げる運動)をすれば、より効果的ですよ」
毎日続けていたら、確かに筋肉のパンパン具合が実感できる。より深く自分の手のひらを握り込めるような感覚が! 10日目の最終計測では、右44kg、左43kg! これを忘年会の腕相撲大会まで続ければヒーローになれるかも?
●10日でbefore右40kg/左40kg⇒after右44kg/左43kg 3~4kgアップ
【小岩健一氏】
NATA(全米)公認アスレティックトレーナー。スポーツ選手のパーソナルトレーニングに長年携わり、韓国のプロ女子バレーの専属トレーナーも経験
取材・文/加藤カジカ
― 徹底検証 10日間で人はどれだけ変われるのか?【3】 ―
- 1分間握り続けるのが結構ツラい。握るのがツラければ、「空中で素早くテニスボールを掴む・離すでも初心者はいいですよ」と小岩氏
- 水中、または米びつで“米”を握り込むのもあり。スピードは速めにしたほうが、細かい筋繊維を鍛えるのだそう
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