ベッキー効果で不倫ブーム到来!? 弁護士事務所は3週間待ち
タレントのベッキーと「ゲスの極み乙女。」のボーカル、川谷絵音の不倫騒動が話題になっているが、不倫に関する産業も最近盛り上がりを見せているという。
不倫による慰謝料の額は、裁判例を見ると10万円から500万円以上と、かなり幅はあるものの安くはない。これに加えて婚姻費用が最高42万円、子供がいる場合は養育費が最高で20万円(裁判所養育費・婚姻費用算定表による)の支払義務が生じるため、総額だとかなりの額になる。
実はいま、これらの支払いをするために、銀行でローンを組む人が増えているという。
「今週は、慰謝料を払うためにローンを組みたいという人を4件も対応しました。最初ははっきりと言わないんですけど、よくよく聞くとそういう目的なんですよ。もはやフリーローンならぬ不倫ローンです」(都内某銀行員男性)
銀行には、結婚や旅行資金などさまざまな目的で組めるローンがある。三井住友銀行では「フリーローン」、三菱東京UFJ銀行では「多目的ローン」というものがこれにあたる。基本的には見積書や契約書等により使用用途が確認できない場合は審査が通らないのだが、銀行によっては提出書類の審査が甘いところや、書類審査がないないところもある。
また、なかには東邦銀行のフリーローンのように、使いみちに「弁護士費用・慰謝料」とはっきり書かれているものや、大垣共立銀行の離婚関連専用ローン”Re”というものもある。
また、年末は不倫に強い弁護士事務所が混み合ったという。
不倫が妻にバレて離婚調停中のAさん(30代・男性)は、12月初旬に都内の不倫専門の弁護士事務所に電話をしたところ、3週間待ちと言われてしまったそうだ。何か所か連絡したものの、『1月○日の30分だけなら空いてるんですが…』という状態。結局、少し離れた神奈川の弁護士に依頼することになったという。
休み明けに調停・裁判を一気に有利に持っていけるよう準備したいと考えている人が多いため、混み合うようだ。
「実際、こっちは年末から奥さんからの連絡が途絶えたから油断して、何の準備もせずにいました。年明けいきなり調停に関する連絡が裁判所から着て、慌てて書類を揃えているところです」(Aさん)
芸能界はもちろん、我々の生活でも不倫は意外と日常的なトラブルなのかもしれない。 <取材・文/此方マハ>

慰謝料と養育費でローンを組むはめに
不倫に強い弁護士は3週間待ち

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