更新日:2017年11月30日 15:25
スポーツ

“元祖”レーザー・ラモンがデビュー!――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第135回

WWEオフィシャル・マガジン

スコット・ホールが“にせキューバ人キャラクター”レーザー・ラモンに変身して大 ブレーク。やがて、このヒール人格がホールのプライベート・ライフまでテイクオー バーしてしまうのだった。(写真はWWEオフィシャル・マガジン1993年3月号表紙 より)

 レーザー・ラモンは、スコット・ホールがセルフ・プロデュースした“マイアミに住むキューバ人”だった。日本でレーザー・ラモンといえばレイザーラモンHG&RGのお笑いコンビをすぐに思い出すが、もともとアメリカン・プロレスのマニアだったふたりはこの“元祖”レーザー・ラモンからコメディアンとしてのキャラクター設定をインスパイアされた。  ラモン、というよりもその正体のホールは1958年、フロリダ州オーランド出身。ラテン系ではなくごくふつうのWASP(アングロサクソン系プロテスタントの白人)で、“カミソリのラモン”なる人物像は完ぺきなフィクションだった。  プロレスラーとしてのデビューは1984年。“名伯楽”ヒロ・マツダからレスリングの手ほどきを受けた。マツダ教室の弟子としてはハルク・ホーガンの後輩、レックス・ルーガー、ロン・シモンズらの先輩にあたる。
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