“元祖”レーザー・ラモンがデビュー!――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第135回
レーザー・ラモンは、スコット・ホールがセルフ・プロデュースした“マイアミに住むキューバ人”だった。日本でレーザー・ラモンといえばレイザーラモンHG&RGのお笑いコンビをすぐに思い出すが、もともとアメリカン・プロレスのマニアだったふたりはこの“元祖”レーザー・ラモンからコメディアンとしてのキャラクター設定をインスパイアされた。
ラモン、というよりもその正体のホールは1958年、フロリダ州オーランド出身。ラテン系ではなくごくふつうのWASP(アングロサクソン系プロテスタントの白人)で、“カミソリのラモン”なる人物像は完ぺきなフィクションだった。
プロレスラーとしてのデビューは1984年。“名伯楽”ヒロ・マツダからレスリングの手ほどきを受けた。マツダ教室の弟子としてはハルク・ホーガンの後輩、レックス・ルーガー、ロン・シモンズらの先輩にあたる。
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