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板橋のボロアパートを資産に変える!家賃4万円で月10万円の売上、民泊強者の狙いとは?

 ここ数年、ビジネスでのトレンドワードになっている「シェアリングエコノミー」。AirbnbやUberに代表されるように個人間で家や車など有形・無形のを資産を貸し合うこのサービス。2016年はシェアリングエコノミーの市場規模がますます世界的に広がった1年と言えるだろう。総務省の資料によると、2013年には約150億ドルだった世界のシェアリングエコノミーの市場規模は2025年には約3350億ドルになる見込みで、ますます需要の高まりが予測される。  シェアリングエコノミーと聞けば、上述したようにAirbnbやUberをすぐに思い浮かべるかもしれないが、最近では国内発のシェアサービスとしてAnyca(マイカー)、akippa(駐車場)など自動車に関するサービスも拡大を見せている。

板橋のボロアパートが民泊で人気の理由

 そんな中、今やシェアリングエコノミーで年間200万円ほどの副収入を得る「シェアリングエコノミー強者」も出現し始めている。  都内に住む高橋則祐さん(36歳・会社員・年収600万円)は、サラリーマン以外の副業で今年は大きく儲けられた年だったと1年を振り返る。 「雑誌や新聞ではAirbnbバブルは終わったという記事をよく見かけますが、個人的には決してそんなことはないです。たしかにウマい物件は大手資本や先行者にほとんど取られて、僕のような後発サラリーマンは真正面からは参入しにくいです。でも、ニッチを狙えば確実に収入が入ってきますよ」  高橋さん曰く、外国人観光客から人気の新宿や銀座周辺の物件は家賃が高く、またメンテンナンス費用もかかるため参入はしにくいが、板橋や練馬など、都心から少し離れているならば十分勝算はあると主張する。
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山手線の外側エリアに需要はあるのか?
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