「2017年問題」に注目…事業継承問題、カレンダーの六曜問題とは?
「2000年Y2K問題」や「2016年コンサート会場不足問題」など、世の中にはさまざまな「20XX年問題」が存在する。だが、やはり過去と現在だけでなく直近の未来のことも気になるもの。そこで最新の「2017年問題」に注目してみた!
’07年の「団塊の世代の一斉退職」の延長線上にあるのがこの問題だ。東京商工リサーチの「’14年全国社長の年齢調査」によると、国内企業の社長の22.5%が70代以上。さらに帝国データバンクの「後継者問題に関する企業の実態調査」(’14年)では、80代以上の経営者の34%に後継者がいないという結果が出ている。そこに、’17年は団塊の世代の経営者が70代に突入することから、いよいよ事業継承問題を迎えるといわれているのだ。万が一現実化して、日本経済が急失速するなんてことになれば、決して他人事ではない!?
’17年はカレンダーにも注意が必要だ。日本では慶事の日付を決める際に、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の「六曜」を参考にすることもまだ一般的。しかし、’17年は2月26日から3月27日の間、なんと2通りの六曜が存在する。これは、六曜は月の満ち欠けで日付が決まる「旧暦」をもとにしているため。そして’17年は新月のタイミングが2月26日午後11時58分と予想されている。つまり、誤差で26日が新月になるのか、はたまた27日なのか、ズレが生じてしまうというのだ。大安と仏滅は間違えたくない……。
取材・文/石田恒二 キンゾー 建部 博 姫野ケイ 福田フクスケ 六原ちず(中野エディット) 河本翔平(本誌)
― あの[20XX問題]はどうなったのか? ―
事業継承問題
カレンダーの六曜問題
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