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RAW+Nitro=9%という数字を解読せよ――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第281回(1998年編)

WWEネットワーク“ザ・マンデーナイト・ウォー”番組ロゴ

月曜TVウォーズは、20世紀最後のプロレス・ブームを巻き起こした。毎週WWE“ロウ”とWCW“ナイトロ”のいずれかの番組に全米650万世帯がチャンネルを合わせていた(写真はWWEネットワーク“ザ・マンデーナイト・ウォー”番組ロゴより)

 WWEの3.2“ロウ・イズ・ウォー”が3.8%。WCWの3.2“マンデー・ナイトロ”が4.81%。いまから20年まえの番組視聴率である。WWEとWCWの2大メジャー団体が毎週月曜夜のプライムタイムに別べつのチャンネルでテレビ番組をぶつけ合った“月曜TVウォーズ”は、後発の“ナイトロ”の第1回放映分(1995年9月4日)から2年6カ月が経過しようとしていた。

 “ロウ”(USAネットワーク)が午後9時から午後11時までの2時間番組で、“ナイトロ”(TNT=ターナー・ネットワーク・テレビジョン)が午後8時から午後11時までの3時間番組(いずれも時間が東海岸標準時間帯)。1時間先行して番組がはじまる“ナイトロ”の8時から9時、9時から10時、10時から11時までの同日の1時間ごとの平均視聴率はそれぞれ4.83%、4.68%、4.93%で、“ロウ”の平均視聴率は1時間め(9時~10時)が3.9%で、2時間め(10時~11時)が3.7%だった。

 この日の両番組の平均視聴率の合計は8.6%(全米625万世帯が視聴)で、“ロウ”と“ナイトロ”がそれぞれケーブルTVの数字としては驚異的な4.5%の瞬間視聴率をはじき出した午後10時から10時15分までのクォーター・アワーの合計視聴率は9%(全米652万6000世帯が視聴)。

 “ロウ”の4.5%は約326万7000世帯、“ナイトロ”の4.5%は約325万9000世帯に換算される。このレーティングは“ロウ”にとっても“ナイトロ”にとっても番組放映開始以来の新記録だった。

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3.2“ロウ”のハイライトは…

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