サッカー日本代表・久保裕也の活躍にみる世代交代の波
W杯本大会出場へ向け大きく近づく2試合となった。サッカー日本代表はロシアW杯アジア最終予選グループBの第6節でUAE代表にアウェイで完勝を収めると、続く第7節ではホームでタイ代表に4-0で勝利。勝点を16に伸ばし、グループBの首位に立った。
アウェイでのUAE戦は、6大会連続のW杯本大会出場を目指す日本代表にとって非常に重要な一戦となった。試合前の時点で日本は勝点10の2位。本大会出場圏内ではあったものの勝点わずか1差でオーストラリアとUAEが迫ってきており、最終予選の初戦で苦杯を舐めたUAEに再度敗れるようなことがあれば3位以下に転落するという状況にあった。
キャプテン長谷部を怪我で欠くなど戦前から不安材料の多い中での試合だったが、その長谷部に代わって2年振りにサムライブルーのユニフォームに袖を通した今野泰幸が攻守に躍動。インサイドハーフとして持ち前の気の利いたプレーでチームに安定感をもたらすと、後半6分には久保のクロスから追加点を上げるなど出色の活躍を披露。同じく久々の出場となり試合勘が心配されたGK川島永嗣も終始安定したプレーを見せ、日本は34歳のベテラン2人の活躍などで見事UAEにリベンジを果たした。
続くホームでのタイ代表との試合は、前半の早い時間帯に得点が入ったこともあり、スコア的にはこの最終予選で最も余裕のある展開となった。前半8分、最終ラインでボールを持った森重真人からの右奥への正確なフィードに久保裕也が反応。久保が対面のDFを右に交わしマイナス気味のグラウンダーのパスを送ると、ファーで受けた香川真司が持ち前の軽やかなタッチでシュートコースを作り先制点を上げる。
さらに前半19分、今度は右サイドで森重の落としを受けた久保がニアに正確なクロスを送り、岡崎慎司が頭で合わせて追加点。完全に試合の主導権を握ると、後半も久保と吉田麻也にゴールが生まれ、最終的には4-0で勝利した。
UAE戦で活躍した今野を怪我で欠いたこの日の日本は中盤の安定感を欠き、ボランチに入った酒井高徳らの不用意なパスミスから何度もピンチを招いたほか、後半40分には長友佑都がラグビーのようなタックルでPKを与えてしまったものの、ここはPKを得意とする川島が完璧なセーブでなんとか凌いでみせた。
格下のタイを相手に決して満足のいく内容ではなかったが、「グループ最下位の相手にホームでスコアメイクする」というミッションはきっちりと達成し、同じく勝点16の2位サウジアラビアを得失点差で1上回り単独首位に立った。

ベテラン勢の活躍などで2連勝。この2試合でのミッションは達成
フリーライターとして雑誌、Webメディアに寄稿。サッカー、フットサル、芸能を中心に執筆する傍ら、MC業もこなす。2020年からABEMA Fリーグ中継(フットサル)の実況も務め、毎シーズン50試合以上を担当。2022年からはJ3·SC相模原のスタジアムMCも務めている。自身もフットサルの現役競技者で、東京都フットサルリーグ1部DREAM futsal parkでゴレイロとしてプレー(@yu_fukuda1129)
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