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岡崎レスター優勝で1000円が500万円に! “ブックメーカー”の知られざる魅力

なぜ「賭け」が「投資」になるのか?

黒川:僕が初めてやったのは、4年くらい前。友達がやっていたのを見て。最初にやったのはメジャーリーグだったと思います。面白いのは、ベット箇所が勝ち負けだけでなく、ものすごく多いこと。賭ける箇所が多いということは、何かしら穴があるな、と思いました。それで、とりあえずいろんなところに賭けまくりながら、研究し始めたんです。 金川:黒川さんは理系人間ですから。しかもすごく頭がいいんですよ、名古屋大学だし。何日の何の試合の何の項目で、オッズはいくらで、勝ったか負けたか。それをずっとエクセルにまとめていったんですよね。 黒川:1年か1年半は、ほぼ毎日やっていました。1日に20~30試合はやっていましたから……。まあ、変態ですよ(笑)。 金川:1万試合やってみたうえで、見つけた法則なんです。 ――ブックメーカーのサイトに登録すると、ネット上で試合を観戦しながら賭けられるそうですね。そうやってたくさんの試合をライブで観ながら賭け続けた。法則を見つけて以降は、勝てるところに賭けている。 黒川:はい。94%の勝率が出ているところをピックアップして、ベットするようにしてます。 ――「投資」という表現を使っていますが、継続して少しずつ儲けていくというイメージでしょうか? 黒川:なかにはパソコンにベッタリへばりついてベットし、それで生計を立てている人、専業でやっている人もいますけど……。 金川:この本は、簡単にできて、ちょっとお小遣いを稼ぎたいという人向けです。 黒川:オッズ的にもあんまり高くないところで、小さい金額をコロコロ回していく。1番人気馬の複勝狙いくらい(笑)。 金川:パチンコ、競馬、麻雀が得意な方が向いていることは確かです。でも根っからのギャンブラー気質という人ではなくて、たとえば競馬なら直感で「この馬だ」というのではなく、過去のレースをきちんと分析するような人。自身の心理とか欲を抑えて、冷静に対処する人が向いていると思います。3日で、2万円を60万円にした人がいます。1日やって、2万を20万にした。すると18万出金。次の日にまた2万からスタートして、20万にした。次の日も2万からスタートして20万にして。それで60万円。冷静ですよね。20万を持って、どーんと勝負しようという考えじゃないから。 黒川:その人は、そのくらいの金額が一番マネープレッシャーを感じないんでしょう。1万円ベットする時と10万円ベットする時とでは、同じ気持ちになれない人が多いんです。 金川:身の丈に合った金額で行う。自分でルールを決めてやるのが大事です。 黒川:4000%(40倍)にした人がいますが、その人は朝起きて、仕事に出るまでの時間にベットしてたんです。家を出たら、やらない。そうすると一日に賭ける上限が決められます。そういう人が稼げます。 ――他に、初心者で気をつけないといけない点はなんですか? 黒川:株とかなら、チャートを見ながら冷静に分析するじゃないですか。でも対象がスポーツなので、思い入れがあって応援してしまう。それでは駄目です。ワールドカップで日本対どこかの国がやっていて、日本に勝って欲しいとか。感情が入る試合には、ベットしない方がいいですね。 金川:酒飲んでやって、気がついたら50万すっちゃったという方もいました。スポーツ観戦の延長でやるのではなく、ちゃんとノウハウに沿ってやることですね。投資意識を持つことが大切です。 投資意識 初心者が心がけるポイントは分かった。次回は、94%の勝率を誇る賭け方について、実践的なノウハウを紹介する。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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