長時間労働に耐えかね36歳で無職に…ネットやゲーセンで不安をごまかす日々
職が決まらないままズルズルと無職生活を送る現在を「典型的な無職の生活」だと自嘲する。
「起きるのは昼の12時前後。あとはテレビやネットを見てだらだらと過ごすだけです。これまで仕事ばかりしていたので、いまだに趣味というものがないんです。時間だけたくさんあって何もやることがないので、週5日は2つ隣駅のゲーセンまで行ってます。電車に乗って出かけることで『用事をこなしている』気分になりますし、1000円あれば半日はつぶせますから。無職の身なので誰かに会うのも気が引けて、気づけば1週間以上だれとも口を聞いていないこともザラ。ちなみに、親には辞めたことをまだ言ってません……」
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<1か月の家計表>
収入(失業保険) 14万円
家賃 7万円
水道光熱費 1万円
食費 3万円
通信費 2万円
外食費 1万円
娯楽費 2万円
その他 0円
収支 -2万円(貯蓄で補填)
― [独身 無職 中年]の絶望 ―
そう言ってこの日も2駅隣のゲーセンへと足を運ぶ長浜さん。現在は失業保険とわずかな貯蓄を取り崩して生活しているそうだが、失業保険は今月で給付期間が満了。貯蓄も底が見えてきており、生活が立ちゆかなくなる“リミット”は確実に迫っているという。
「焦りは日々大きくなるばかりですが、かといって面接が決まらなければすることもないので……」
長浜さんはそう言い残し、喧騒で不安を紛らすようにゲーセンに消えていくのだった――。
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